What's Jazz? -STYLE-
アキコといえば誰を思い浮かべるだろう。
諏訪内晶子! 金沢明子? 仁科亜季子! 星明子? 矢野顕子! 雛形あきこ?
アキコ・グレース! 与謝野晶子? 生稲晃子? 小坂明子? 和田アキ子!?
今日紹介するのはジャズ・ヴォーカリストのakiko。
UNIVERSAL MUSIC/PROFILEより
4歳よりピアノを習い、絶対音感を身につける。16歳より、ロンドン・ナイトに通い始める。時代を遡るように音楽を聴き始め、18歳のときにビリー・ホリディ、サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルドなどのジャズ・ヴォーカルに出会い、ジャズに開眼。大学在学中より、都内のライヴ・ハウスやジャズ・クラブでヴォーカリストとして活動を開始。2001年、ユニバーサルジャズと契約。名門レーベル<ヴァーヴ>初の日本人女性ヴォーカリストとしてアルバム『ガール・トーク』でデビュー。スイングジャーナル誌選定<ゴールドディスク>に2度輝く。2008年12月現在、通算13枚のアルバムを発表している。
akikoの通算12枚目にあたるアルバム『What's Jazz? -STYLE-』。
akikoがジャズを「古き良きスタイル」と捉え、
マイルス・デイヴィスやエラ・フィッツジェラルドが時代を象徴していた頃のジャズを、
「古き良きスタイル」でレコーディング。
マイルスやエラを知らない人が、彼らを知るきっかけになり得る作品をめざして
制作されたアルバムだ。
ジョン・レノンもびっくり、ハードバップにアレンジされた『カム・トゥゲザー』で始まり、
ボサノバタッチラテンフレイバーに乗ってakikoが甘くささやく『マッドリー』※、
ジャズシンガーとして毅然とした態度を表明した『ホワッツ・ジャズ?』※、
アップテンポのラテンのリズムでガールズライフを小粋に描いた
『レディス・ラヴ・メルセデス』※、
シャンソンの名曲をフランス語でアンニュ~イに歌う『バラ色の人生(ラヴィアンローズ)』、

モーガン・ルイスとナンシー・ハミルトンの手による4度進行の心地いいスタンダードの、
さまざまなジャズジャイアントの演奏スタイルをスキャットで紹介した、
愉しいことこの上ない『ジャズ~イントロデューシング「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」』※、
もはやジャズのスタンダードナンバー、スタンリー・キューブリック監督1960年作
「スパルタカス」のテーマソングをクールにスウィングする『スパルタカス~愛のテーマ』、
一途な愛をささやくように歌って夢心地にさせてくれる『ホエン・ライフ・イズ・オーヴァー』※、
僕の一番好きなジャスヴォーカルであるニーナ・シモン盤と
まったく同じアレンジとヴォーカルにアナログレコードのパチパチノイズまでわざとかぶせた
『マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー』まで、全9曲。
(タイトルの分からない隠しトラックがあるんだけど、これが超美しい!)
うち5曲が自作(※印)。セルフ・プロデュースであるうえに、
アート・ディレクションや歌詞対訳まで自前。
1930~60年代を意識したジャケット写真にジャケットデザイン、凝ったタイポグラフィ。
ジャケットの歌詞が英語で対訳が日本語というニクい本末転倒。
そして、表現の両翼を自在に行き来するスモーキーなヴォーカルはもちろん、
アルバムの隅々にまでakikoのセンスが行き渡っている。
そのどれを取ってもおしゃれ。
バッキングでは金子雄太の縦横無尽なオルガンに萌えた。
ジャズって何?
このアルバムこそ、その揺るぎない解答だね。
◆UNIVERSAL MUSIC
UCCJ-9098 SHM-CD+DVD/3,300(taxin)
UCCJ-2072 CD/2,800(taxin)
What’s Jazz?-SPIRIT-
本作と「つがい」をなす、ジャズを「進化し続けるスピリット」と捉えたアルバム『What’s Jazz?-SPIRIT-』もおすすめ。こちらは「今」のサウンドに乗ったakikoのヴォーカルがたっぷりと楽しめる。
UCCJ-9099 SHM-CD+DVD/3,300(taxin)
UCCJ-2073 CD/2,800(taxin)
諏訪内晶子! 金沢明子? 仁科亜季子! 星明子? 矢野顕子! 雛形あきこ?
アキコ・グレース! 与謝野晶子? 生稲晃子? 小坂明子? 和田アキ子!?
今日紹介するのはジャズ・ヴォーカリストのakiko。
UNIVERSAL MUSIC/PROFILEより 4歳よりピアノを習い、絶対音感を身につける。16歳より、ロンドン・ナイトに通い始める。時代を遡るように音楽を聴き始め、18歳のときにビリー・ホリディ、サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルドなどのジャズ・ヴォーカルに出会い、ジャズに開眼。大学在学中より、都内のライヴ・ハウスやジャズ・クラブでヴォーカリストとして活動を開始。2001年、ユニバーサルジャズと契約。名門レーベル<ヴァーヴ>初の日本人女性ヴォーカリストとしてアルバム『ガール・トーク』でデビュー。スイングジャーナル誌選定<ゴールドディスク>に2度輝く。2008年12月現在、通算13枚のアルバムを発表している。
akikoの通算12枚目にあたるアルバム『What's Jazz? -STYLE-』。
akikoがジャズを「古き良きスタイル」と捉え、
マイルス・デイヴィスやエラ・フィッツジェラルドが時代を象徴していた頃のジャズを、
「古き良きスタイル」でレコーディング。
マイルスやエラを知らない人が、彼らを知るきっかけになり得る作品をめざして
制作されたアルバムだ。
ジョン・レノンもびっくり、ハードバップにアレンジされた『カム・トゥゲザー』で始まり、
ボサノバタッチラテンフレイバーに乗ってakikoが甘くささやく『マッドリー』※、
ジャズシンガーとして毅然とした態度を表明した『ホワッツ・ジャズ?』※、
アップテンポのラテンのリズムでガールズライフを小粋に描いた
『レディス・ラヴ・メルセデス』※、
シャンソンの名曲をフランス語でアンニュ~イに歌う『バラ色の人生(ラヴィアンローズ)』、

モーガン・ルイスとナンシー・ハミルトンの手による4度進行の心地いいスタンダードの、
さまざまなジャズジャイアントの演奏スタイルをスキャットで紹介した、
愉しいことこの上ない『ジャズ~イントロデューシング「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」』※、
もはやジャズのスタンダードナンバー、スタンリー・キューブリック監督1960年作
「スパルタカス」のテーマソングをクールにスウィングする『スパルタカス~愛のテーマ』、
一途な愛をささやくように歌って夢心地にさせてくれる『ホエン・ライフ・イズ・オーヴァー』※、
僕の一番好きなジャスヴォーカルであるニーナ・シモン盤と
まったく同じアレンジとヴォーカルにアナログレコードのパチパチノイズまでわざとかぶせた
『マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー』まで、全9曲。
(タイトルの分からない隠しトラックがあるんだけど、これが超美しい!)
うち5曲が自作(※印)。セルフ・プロデュースであるうえに、
アート・ディレクションや歌詞対訳まで自前。
1930~60年代を意識したジャケット写真にジャケットデザイン、凝ったタイポグラフィ。
ジャケットの歌詞が英語で対訳が日本語というニクい本末転倒。
そして、表現の両翼を自在に行き来するスモーキーなヴォーカルはもちろん、
アルバムの隅々にまでakikoのセンスが行き渡っている。
そのどれを取ってもおしゃれ。
バッキングでは金子雄太の縦横無尽なオルガンに萌えた。
ジャズって何?
このアルバムこそ、その揺るぎない解答だね。
◆UNIVERSAL MUSIC
UCCJ-9098 SHM-CD+DVD/3,300(taxin)
UCCJ-2072 CD/2,800(taxin)
What’s Jazz?-SPIRIT-本作と「つがい」をなす、ジャズを「進化し続けるスピリット」と捉えたアルバム『What’s Jazz?-SPIRIT-』もおすすめ。こちらは「今」のサウンドに乗ったakikoのヴォーカルがたっぷりと楽しめる。
UCCJ-9099 SHM-CD+DVD/3,300(taxin)
UCCJ-2073 CD/2,800(taxin)
by kzofigo | 2008-12-06 18:44 | ミュージック・ブック























