『That Lucky Old Sun』 Brian Wilson
ザ・ビーチ・ボーイズのオリジナル・メンバーでありリーダーであり
ベースとキーボード担当だったブライアン・ウィルソンの最新アルバム
『ラッキー・オールド・サン』は、古巣キャピトル・レコードへの復帰第1作。
ジャケットを見て「うわ、直球勝負だ」と思った。
音源を聴いてみたら、その思いをはるかに上回る剛速球にきりきり舞い。
彼が生まれ育ち、青春時代を送り、耐え難い心の痛みを味わい、重度の薬物中毒になり、
生命の危機にも見舞われ、そして近年再び天職である音楽家の姿を取り戻した場所、
南カリフォルニアへの賛辞として描かれた、彼自身の半生記。
自らの波乱に満ちたその半生を、楽曲と彼の語りによって
物語形式で綴ったコンセプト・アルバムだ。
その内容は、LAを中心とした南カリフォルニア賛歌だ。
おなじみの明るいメロディーに乗せ、
多重録音を多用した壮麗でさわやかなコーラスが響き渡る。
ロックンロールのリズムにコーラスワークを多用したビーチ・ボーイズ時代の
オリジナリティあふれるナンバーたちが蘇ったようだ。

このアルバムを作るきっかけになった、アメリカ人の心のワーク・ソングであるスタンダード曲
『ラッキー・オールド・サン』。シンプルなラブソング『素敵な愛』。寿司の「カリフォルニア巻き」と
「カリフォルニアの役割(role)」とをかけている『カリフォルニア・ロール』。
絶望から立ち上がろうとする気持ちを示した『明日への扉』。
わが家や故郷の素晴らしさを表現した『ゴーイング・ホーム』。
南カリフォルニアのすべてが今も手の届くところにある喜びが歌われた『サザン・カリフォルニア』。
収録曲のどれもが、彼の実体験が反映され、そしてポップだ。
世界中のファンが待ち望んでいた感動的なポップ・ミュージックがここにある。
彼が中心となって制作されたロック史上に名高い傑作アルバム『ペット・サウンズ』は
ビートルズを青ざめさせた。『神のみぞ知る(God Only Knows)』はポール・マッカトニーが
「今まで聴いたなかで最高の曲」と最大級の賛辞を送り、
桑田佳祐も「世界中で一番美しいメロディ」と好んで歌っている。
その卓越した作曲能力と天才的なアレンジセンス、
そして美しい歌声を併せ持つ彼の音楽的才能は、66歳になった今も衰えることはない。
ブライアン・ウィルソンの故郷LAへの想いが「グッド・ヴァイブレーション」となって伝わってくる
珠玉のアルバムだ。
聴くべし。
ベースとキーボード担当だったブライアン・ウィルソンの最新アルバム
『ラッキー・オールド・サン』は、古巣キャピトル・レコードへの復帰第1作。
ジャケットを見て「うわ、直球勝負だ」と思った。
音源を聴いてみたら、その思いをはるかに上回る剛速球にきりきり舞い。
彼が生まれ育ち、青春時代を送り、耐え難い心の痛みを味わい、重度の薬物中毒になり、
生命の危機にも見舞われ、そして近年再び天職である音楽家の姿を取り戻した場所、
南カリフォルニアへの賛辞として描かれた、彼自身の半生記。
自らの波乱に満ちたその半生を、楽曲と彼の語りによって
物語形式で綴ったコンセプト・アルバムだ。
その内容は、LAを中心とした南カリフォルニア賛歌だ。
おなじみの明るいメロディーに乗せ、
多重録音を多用した壮麗でさわやかなコーラスが響き渡る。
ロックンロールのリズムにコーラスワークを多用したビーチ・ボーイズ時代の
オリジナリティあふれるナンバーたちが蘇ったようだ。

このアルバムを作るきっかけになった、アメリカ人の心のワーク・ソングであるスタンダード曲
『ラッキー・オールド・サン』。シンプルなラブソング『素敵な愛』。寿司の「カリフォルニア巻き」と
「カリフォルニアの役割(role)」とをかけている『カリフォルニア・ロール』。
絶望から立ち上がろうとする気持ちを示した『明日への扉』。
わが家や故郷の素晴らしさを表現した『ゴーイング・ホーム』。
南カリフォルニアのすべてが今も手の届くところにある喜びが歌われた『サザン・カリフォルニア』。
収録曲のどれもが、彼の実体験が反映され、そしてポップだ。
世界中のファンが待ち望んでいた感動的なポップ・ミュージックがここにある。
彼が中心となって制作されたロック史上に名高い傑作アルバム『ペット・サウンズ』は
ビートルズを青ざめさせた。『神のみぞ知る(God Only Knows)』はポール・マッカトニーが
「今まで聴いたなかで最高の曲」と最大級の賛辞を送り、
桑田佳祐も「世界中で一番美しいメロディ」と好んで歌っている。
その卓越した作曲能力と天才的なアレンジセンス、
そして美しい歌声を併せ持つ彼の音楽的才能は、66歳になった今も衰えることはない。
ブライアン・ウィルソンの故郷LAへの想いが「グッド・ヴァイブレーション」となって伝わってくる
珠玉のアルバムだ。
聴くべし。
by kzofigo | 2008-10-04 00:07 | ミュージック・ブック























