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悲しいよお     

映画監督の市川準氏が急逝された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000048-mai-soci

http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20080919/Fuji_EN_320080919002.html

http://www.varietyjapan.com/news/ofdeath/2k1u7d00000d04iw.html

あまりに急なことで、まだ気持ちに収めることができない。

アルバイト先のR社で、一時期、アートディレクターである監督のお兄様と同じフロアで仕事をしていたこともあって、手前勝手に近い存在と感じていた。

CMディレクターとしてR社の従業員が登場するCMを制作する際に、自分の構想にふさわしい人物を選ぶため、社内をくまなく見てまわっていた。その仕事に対する半端じゃないこだわり方が強く印象に残っている。

『BU・SU』の富田靖子、『会社物語』のクレイジー・キャッツ、『つぐみ』の牧瀬里穂、『病院で死ぬということ』の岸部一徳、『トキワ荘の青春』の本木雅弘、『大阪物語』の池脇千鶴と沢田研二などなど、他の監督が導き出せずにいたけれど、それがその俳優の本質なのではないかと思わせる側面にスポットライトを当てて、俳優に新しい輝きを与えることに長けた監督だった。

なかでも、一人芝居からは得られないイッセー尾形の未知の魅力に、監督の作品で出会えることが大きな楽しみのひとつだった。そして、村上春樹作品を映像化するという難作業に取り組んだ『トニー滝谷』が放つ独自性には目を見張った。

59歳。まだまだ意欲的な作品が何本も撮れる若さを考えると、映画界と映画ファンが喪失したものは、あまりにも大きいと思う。


▼『トニー滝谷』予告編



市川準監督のご冥福をお祈り申し上げます。

by kzofigo | 2008-09-19 15:01 | ムービービーム