今日の次郎は、いつもより硬いと思った
●イチロー200安打への道

今日のイチロー
対レンジャーズ戦
5打数1安打1得点1三振1捕殺
138試合で/181安打(リーグ2位)
打率.310(11位)
88得点(9位タイ)
40盗塁(2位タイ)
10捕殺(?位)
200安打まで残り24試合で19安打
イチローの連続記録が途絶えてしまいそうな陰鬱なイラストだが、これを描いたのは「とめてくれるなおっかさん」のポスターで一躍名を馳せた橋本治である。駒場祭のポスターは学生の余技の程度だが、『昭和枯れすゝき』のジャケットはちゃんとしたイラストレイターの仕事である。愛はいつも いくつかの過ちに満たされている・・・・『同棲時代』の上村一夫の世界に近いものがあるのではなかろうか。

写真撮影:町田仁志
Wikipediaによると、1974年、それぞれソロ歌手だった徳川一郎と河野さくら(初代さくら)でコンビ結成。『昭和枯れすゝき』は同年にリリースされ150万枚の大ヒットを記録。デビュー、即、大ブレイクだ。1975年度のオリコン年間シングルチャート第1位にも輝いている。幸か不幸か、初っ端に全盛期を迎えてしまったわけだ。
ちなみに、前年が殿さまキングスの『なみだの操』(200万枚)、 翌年が未だにオリコン史上シングル第1位の子門真人『およげ!たいやきくん』(450万枚以上)である。僕も持っていた「たいやきくん」は、『ひらけ!ポンキッキ』のナンバーだが、サラリーマンに受けたから、流行歌から見た世相は「冷たく濡れた大人の時代」てなところだろうか。
どこでだかは忘れたが、漫画アクションに連載されていた『同棲時代』を読んでいた記憶がある。売れないイラストレイターの次郎と、小さな広告会社に勤める今日子。上村一夫自身、広告代理店にイラストレイターとして勤めていたから、主人公二人は彼の分身なのだろうか。ある日、今日子と次郎は、別れ話を持ち出した後で体を交わす。今日子の台詞「今日の次郎は、いつもより硬いと思った」(ここだけよく覚えている)。

70年代前半、僕は思春期ど真ん中である。みうらじゅん流に言えば、頭の上の性欲タライがたっぷんたっぷんである。中2に上がる春休みに読んだ庄司薫の『白鳥の歌なんか聞こえない』では「射精」という単語を見ただけで射精していたが、今日子の台詞には、性が欲望とともに併せ持つ切なさに押し潰されそうになり、ただ硬くしているほかなかった。
今日初めて知ったが、『悪魔のようなあいつ』も上村一夫で原作が阿久悠だったのか。沢田研二と安田道代(現・大楠道代)が主演したテレビドラマの原作だ。脚本が『太陽を盗んだ男』の長谷川和彦で演出が『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』の久世光彦。主題歌がジュリーの歌う『時の過ぎゆくままに』だった。あらためて書き並べてみると、凄い面子によって作られたドラマだったんだなあ。
阿久悠は、自作の中で一番好きな歌は・・・・という気が遠くなりそうな質問に、常々『時の過ぎゆくままに』と答えている。ぼんやりとだが、その理由に一本の道筋が見えたような気がする。大信田礼子? 彼女が歌った『同棲時代』には触れないほうがいいだろう。阪神時代の江夏豊が彼女の大ファンだったらしい(Wikipediaより)。
by kzofigo | 2008-09-03 14:27 | ガッツ・エンタテインメント























