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ノーヒットノーランを見た!     

大リーグ、レッドソックスの左腕ジョン・レスター投手がノーヒッター達成!

ロイヤルズ戦の中継を見てたけど、150キロの速球が高めによく伸び、低めに落ちる変化球が効果的で、奪三振は空振りが多かった。走者は四球で2回と9回に出しただけ。完封、完投も自身初。最後も150キロの外角速球を空振りさせて三振でゲームセット。

投球内容は内野ゴロ11、内野飛球1、外野飛球6、三振9、四球2、投球数130。フランコーナ監督はよく130球まで投げさせたと思う。危なかったのは4回表ツーアウト・ランナーなしで、ロイヤルズの4番ギーエンがセンター前へ放ったライナー性の飛球。これはセンター・エルズベリーのダイビングキャッチで事なきを得た。

▼ハイライト動画がこちらで見られます。
http://boston.redsox.mlb.com/media/video.jsp?mid=200805192732852


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まだ24歳の若さのレスターは、メジャー1年目の2006年に7勝を挙げたけど、血液のガンである悪性リンパ腫と診断。闘病生活を送り昨年夏に復活。で、今日の快挙だ。試合後のインタビューで「人生最高の瞬間」と言っていた。そりゃあ喜びもひとしおだろう。スタンドに家族が見に来ていたようだけど、感無量だろうなあ。

レッドソックスは昨年9月に新人のクレー・バックホルツ投手がノーヒットノーランを達成している。それに続くレスターは球団史上18人目のノーヒッター。でも、サウスポーは初めてなんだって。これには、2001年4月4日、対ボルチモア・オリオールズ戦で1996年に次ぐ2度目のノーヒットノーランを達成した野茂英雄も入ってるんだよな。キャッチャーは同じジェイソン・バリテックだった。

こういう快挙が起こるチームというのは強い。昨シーズンはバックホルツの偉業で勢いがついてワールドチャンピオンまで駆け抜けた感がある。今季、それでなくても、ボストンはベケット、松坂、ウェイクフィールド、怪我からの復帰待ちのシリングとバックホルツ・・・・・先発投手陣の駒がそろっている。これでレスターがひとり立ちできれば、リリーフ陣が磐石なだけに、怖いものなしだ。

相変わらず、リードされてもしぶとくつないで逆転できる打撃陣のタフネスは健在だし。今シーズン、強くて面白い野球を展開しているレイズによっぽどがんばってもらわないと、ほんとにア・リーグ東地区はボストンが独走してしまいそう。去年に続き、そんな勢いを象徴するノーヒッターだった。

あ、試合はレッドソックスが7-0で完勝。


レッドソックスの公式サイトでは次のような見出しをつけていた。

Yes-yes: Brilliant Lester hurls
18th Red Sox no-no

by kzofigo | 2008-05-20 12:24 | 私をメジャーに連れてって