赤い日と白い月

　昨日、倉敷の実家から岡山の自宅へ帰って来ました。

　実家では「オセラ」次号で紹介するイベント・映画・舞台・コンサート・展覧会・本・DVD&CDの候補セレクション、FM岡山でオンエアの60秒CMコメント、自費出版するペーパーバック『ゲロッパ!!』の推敲と忙しくしていた。











　オセラ・本の候補はイオン倉敷・喜久屋書店でブックハンティング。金曜日午後のイオンは人が少なく、の～んびり品探しができて、くつろぐ。
　オセラとは関係ないが、菊池成孔がラジオで予告していた776ページに及ぶ大作『M／D　マイルス・デューイ・デイヴィスⅢ世研究』（菊地成孔・大谷能生／著　エスクァイア・マガジン・ジャパン　4935円）は悔しいかな在庫がなかった。
　同じ棚に『終わりなき闇　チェット・ベイカーのすべて』（ジェイムズ・ギャビン／著　鈴木玲子／訳　河出書房新社　4095円）が。相変わらずそそられる。しかし504ページだぞ。読むのか？俺。


　さて、自宅へ帰る途中、同級生Nを見舞う。




土曜日にNの病院へ行くのが恒例になった。電話で必要な日用品を聞き、実家から歩いて5分程度のホームセンターへ。ティッシュペーパー、ウエットティッシュ、歯ブラシ、乾電池を購入。ホームセンターって、店によって置いてる商品が違うので面白い。しかもこの店は広くて品ぞろえが充実してるから、なお楽しい。

　この前、見舞いに行ったときはジャケットを着てたけど、昨日はTシャツ1枚。短パンでいいぐらいの陽気だ。寒い2月から入院して4か月。Nはもうすっかり開き直っていて、すべてを医師や看護師にゆだねることで、「うつ」がずいぶんと軽減している。Nの気持ちの持ちようは、「うつ」を治療するうえで、なんか見逃せないヒントがあるように思うぞ。




しかし、高校の同級生って、話が尽きないよな。くだらないことでも、話してるとテンションが上がる。好きな女性が相手だと、しゃべりたいことがいっぱいあっても、会話がぎこちなくなったりするのにな（←お前、幾つなんだよ）。不思議だ。病院を出たらすっかり暗くなっていた。