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9/19 欅がハロプロに勝てないもの

放送大学・大学院の新設科目『臨床心理面接持論Ⅰ―心理支援に関する理論と実践―』をネット配信のラジオ授業で受講中。本来なら2年前には開業しているはずのカウンセリング、いろんな野暮用を言い訳に自分をサボり、延び延びになるばかり。まあ、焦らず地道にすすめていくつもりだ。その間、失せてしまった知識のおさらいに、この科目はもってこい。


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カウンセリングの教科書は、動画サイトのアーカイブにも潜んでいる。たまたま「欅坂46とハロプロのレコーディング」という動画に行きついた。歌唱力は圧倒的にハロプロがまさっている。その歌唱力を支えてきたのがヴォイストレーナーの菅井英憲氏だ。彼は13歳の少女たちに容赦なく説教する。本気で思いをぶつける。





「仕事じゃないよ。私はモーニング娘。がすごく好きなの。そこに新しく入って来る人たちを育てたいの。でもあなたにその気がないんだったら自分でやりなさい。音楽を甘く見ないでください。みんなあそこで踊ってる人たちが毎日どれだけ大変な思いでレッスンしているかあなたには分からないでしょ。自分がこういうレッスンに来れることを感謝しなさい。親にも。選んでもらった人にも」

「本当の気持ちの中から出してもらわないと。今はやらされてるのさ。私に。あなたには何でここに入りたいかっていう確固たる目標ってあるの?」「モー娘。が好きだから」「なんで好きなの? 答えを見つけてみなよ。この2日間で」

少女は自分の気持ちと向き合い成長を遂げる。

「あなたはいい声もらったんだから。神様やお父さんやお母さんから。きっとその心のなかにある自分のいいもの悪いもの。もしかして自分の嫌いなこともあるかもしれない。自分のこと好きな部分があるかもしれない。そういうことを全部、歌に出せたらいいんじゃない。昨日まではずっと隠してて自分のいい所しか見せようとしてなかった」

菅井氏はヴォイストレーナーである前に優れたセラピストだと思う。

自分に自信が持てない人、悩める人の無意識を活性化する心理療法に興味が尽きることはない。60歳からのライフワーク、つづく。




by kzofigo | 2019-04-19 01:03 | ジョブズの流儀