1/31 モノリスに触れた雪舟
総社市「よこた手打ちうどん店」の「牡蠣天うどん」で
ほっこりと親友OTを供養したあと、
雪舟が幼い頃に修行した中国地方屈指の名刹・井山宝福寺へ向かった。
宝福寺では高木群に見守られ、発見時期不明の「モノリス」が祀られている。
約500年前、総社市赤浜に生まれ、
12歳のときに宝福寺に入門し小僧となった凡庸な雪舟少年は、
モノリスに触れてからというもの類い稀な画才を発揮するようになり、
足を使って涙で鼠の絵を描いた。
あの有名な逸話の誕生である。
というのはウソで、これはモノリスではなく、昭和3年に建立された「雪舟碑」だ。
紅葉の頃は渋滞で往生こくが、寒波到来のこの時分に訪れるのは青空ひとりきり。
貸切状態を楽しみながら、じっくりゆっくりまったりこっくり巡ると、
宝福寺は雪舟碑ほか、お宝のような福々しい見処に満ちていると気づかされた。
宝福寺は、臨済宗東福寺派の寺院で、本山京都東福寺と結びつきが強い。
七堂伽藍(しちどうがらん)を整え、
岡山県に残る近世禅宗寺院の代表的な建造物がそろう。
岡山に観光に来られたら、おすすめ、井山宝福寺。
紅葉と新緑の時節を外したシーズンオフに、ぜひ。
by kzofigo | 2018-01-31 23:07 | トラベリング・ボーイ