12/24 聖母・秋吉久美子
小学生の頃、この時期になると、
おやじが運転するホンダNⅢでおふくろと三人、
海路、四国へ渡り、断崖絶壁の峠道を越え、
半日かけて剣山の麓町まで里帰りしていたことが強く記憶に残っている。
今、両親と同居しているはずなのに、
おやじは半日前、おふくろは10分前のことを忘れていて、
まるで祖父母と暮らしているようだ。
自分の寿命が縮んだって構わないから、
せめて今日一日だけでも、「異人たちとの夏」のあの奇跡が
我が家に起きてくれたらと心底思う。
おやじが運転するホンダNⅢでおふくろと三人、
海路、四国へ渡り、断崖絶壁の峠道を越え、
半日かけて剣山の麓町まで里帰りしていたことが強く記憶に残っている。
今、両親と同居しているはずなのに、
おやじは半日前、おふくろは10分前のことを忘れていて、
まるで祖父母と暮らしているようだ。
自分の寿命が縮んだって構わないから、
せめて今日一日だけでも、「異人たちとの夏」のあの奇跡が
我が家に起きてくれたらと心底思う。
by kzofigo | 2017-12-24 22:15 | 家族の友