7/3 ささの葉 さらさら
ちょうど母の病室の前に看護師さんたちが七夕の笹飾りを作ってくれました。

寝たままでは天井しか見えません。我が脚で道を歩めば、天上が空いっぱいに広がっている。御先祖様がよしよしと、ほほ笑みながら見ています。入院中の毎日は、退院後に待つ日々への備えだけではありません。家のため、夫のため、子のために尽くし、努め、傍(はた)を楽にし続けてきた八十五年への恩返し。一日一日が、ありがとうのつまった、かけがえのない一瞬です。元気な帰宅を、首を長くして待っています。フレー、フレー、芙美子!
患者さんとその家族のみなさんはそれぞれの願いを短冊にしたためました。
僕は「フレー、フレー、芙美子!」の全文を託しました。

by kzofigo | 2017-07-03 23:18 | 家族の友

























