2/3 コピーロボット

母が認知症の検査を「やらん」と言い出した。理由は「金がかかるから」。前に30分かけて「オフクロは負担額が少なくて済むから大丈夫」と説明したのに。で、また30分かけて説明し直した。

夕方、3年ぶりに“車”で岡山の心療内科へ。クライアントと4時間、話をしたことが、クライアントのメリットになっているのか実感できないって洩らすと、師匠は4時間も話を聴いたことがメリットだと言ってくれた。

帰りに父の病室に寄って洗濯物を受け取り、母のデイ・サービス利用について喋り始めたら、どうも話が噛み合わない。父が認知症治療に関して知識というか興味がないことが判明。僕に丸投げっていうわけだ。

家に帰ると、母がまた検査を「やらん」と。理由は「面倒くさいから」。何もかも放り出して家を飛び出したい衝動に駆られたが、ぐっと抑えて、じっくり30分かけて説得した。

という顛末を、大阪に住む同級生KBに電話して1時間、聴いてもらったら、胸がスッとした。人に話を打ち明けるのって、なるほどセラピーじゃん。

これ、数え切れないほど想像したけど、パーマンのコピーロボットがあったらなあ。自分のコピーがいれば、立て板に水で気持ちを分かってもらえるのに。

でも、ここだけの話、コピーロボットを自分に変身させるなんて、もったいない使い方しないよね。ね？







◎コピーロボット