2/25 幻想美術館
某日、仕事を兼ねて大原美術館へ行って来た。
余寒いまだ厳しい折もあるけど、来館者がまばらで、
まあ、観光シーズンとしてはオフだから、
「落ち着いて倉敷を楽しみたいなら、この時期がいいかも」と
五番街のマリーに知らせておいてほしい。
今回、常設されている作品を観ていて、あることに気がついた。
眠っている絵と起きている絵があって、それは時間によって変わるようなのだ。
僕が行った時に「あ、起きてる」と強く感じたのは、
モディリアーニの『ジャンヌ・エビュテルヌの肖像』と
ジャコメッティ『ヴェニスの女Ⅰ』だった。
この不思議な現象の原因を、ゴーギャンやピカソ、マティスあたりに聞いてみたくて、
彼らの絵の前で耳をすましてみたら、「お前の好きなビュフェに聞け」と言われてしまった。
ベルナール・ビュフェの『アナベルの像』が展示されていなくて落胆した僕に、
「ビュフェなら北海道新幹線の食堂車へ強制的に出張中だぜ」と
ジャン・フォートリエの『人質』が教えてくれたその時、
蚊帳の外で眠りに就こうとしていたヨゼフ・ボイスの『芸術は蚊である』に
ロイ・リキテンスタインの絵がポストモダーンな悪態をついた・・・・・・
『眠りやがれ、ベイビー!』。
◎幻想美術館
余寒いまだ厳しい折もあるけど、来館者がまばらで、
まあ、観光シーズンとしてはオフだから、
「落ち着いて倉敷を楽しみたいなら、この時期がいいかも」と
五番街のマリーに知らせておいてほしい。
今回、常設されている作品を観ていて、あることに気がついた。
眠っている絵と起きている絵があって、それは時間によって変わるようなのだ。
僕が行った時に「あ、起きてる」と強く感じたのは、
モディリアーニの『ジャンヌ・エビュテルヌの肖像』と
ジャコメッティ『ヴェニスの女Ⅰ』だった。
この不思議な現象の原因を、ゴーギャンやピカソ、マティスあたりに聞いてみたくて、
彼らの絵の前で耳をすましてみたら、「お前の好きなビュフェに聞け」と言われてしまった。
ベルナール・ビュフェの『アナベルの像』が展示されていなくて落胆した僕に、
「ビュフェなら北海道新幹線の食堂車へ強制的に出張中だぜ」と
ジャン・フォートリエの『人質』が教えてくれたその時、
蚊帳の外で眠りに就こうとしていたヨゼフ・ボイスの『芸術は蚊である』に
ロイ・リキテンスタインの絵がポストモダーンな悪態をついた・・・・・・
『眠りやがれ、ベイビー!』。
◎幻想美術館
by kzofigo | 2016-02-25 02:09 | アート姉ちゃん