9/17 金で幸せになれるのか?
放送大学・岡山学習センターが月1で開講している
約10講の特別セミナーのうち、『感情の心理学』第5回
「喜びの心理学」を聴講しに行って来た。
講師は就実大学教育学部の岩佐和典先生。まだ30代じゃないかな、若い。
ネガティブな感情が得意な分野なので、今回はやりにくいと言っていた。
このセミナーでは、人間のもつ感情に関する心理学的研究を紹介し、その意味するところを解説していく。感情一般の性質や、1つ1つの感情に関する基礎的な知見に加え、それらの感情にまつわる臨床心理学的な話題にも言及していく。
こう書くと難しそうだが、もし喜びが無かったら・・・/どこかに居るらしい「幸福な人」/金で幸せになれるのか?/ざまぁみろ!やつらが負けやがった!~ほか噛み砕いた内容で分かりやすかった。
▼特別セミナー出席は初。今までのプリントを全部もらって来た(1回6ページ)

岩佐先生は、関西弁で、講義にボケやクスグリを入れてくる。
が、客のウケが悪い、じゃないや、聴講生の反応が鈍い。
もっと爆笑したり、拍手したり、ツッコんだりすればいいのにと思った。
「喜びと依存・嗜癖」の章、依存症は【否認の病】のところで、
先生は映画『フライト』のアル中&ヤク中の凄腕パイロットを例に挙げたはいいが、
パイロットを演じている男優の名前が分からない。
『フライト』は心理劇として面白かったのでよく覚えている。
そこで、一番前に座っていた僕は、大声で名前を教えてあげた。
デンゼル・ワシントン!
「そう、そう、そう、デンゼル・ワシントン!」と先生は喜んでいた。よかった、よかった。
先生も『フライト』を気に入っていて3回観たそうだ。
▼『フライト』予告編。「埋め込み」部分が読み込めないので
https://www.youtube.com/watch?v=jEKF2EfSBQk
ロバート・ゼメキス監督とデンゼル・ワシントンがタッグを組んだ話題作。旅客機の緊急着陸を成し遂げたものの血液中から検出されたアルコールにより英雄から一転、糾弾される主人公の機長の苦悩を描く。弁護士をドン・チードルが演じ、友人を名脇役のジョン・グッドマンが好演。善悪では割り切れない人間の業の深さを描いた深遠な心理描写に唸る。
「講義はすべてパワーポイントを用いて行なう」と聞いてビビッていたが、
先生が操作するPCのパワーポイントをプロジェクターにつないでスクリーンに映すだけだった。

こんなに面白いのなら5回(実際は6回)全部出て、岩佐先生と懇意になって、一緒に飲みに行って、
就実大学の講義に潜り込ませてもらって、就実の女子大生とも懇意になればよかった。
4科目の授業をこなしているあいだは物理的に余裕が取れないんだな、これが。
講義で印象に残ったフレーズを記しておきます(カッコ内はベンジーによる)。
●あなたの人生で、一番大事な目標は?
⇒ほとんどの米国人が「to be happy」と答えるそうだ。
●パチンコに行くのは玉が出たときのドーパミンを欲しているからだ。パチンコ依存は脳内物質依存。
●「アンパンマンのマーチ」の“何が君の幸せ 何をして喜ぶ 解らないまま終わるのは
そんなのは 嫌だ!”に着目した【アンパンマン療法】がある。
●アンパンマンを研究する心理学者は多い。
●最初に感情を分析したのは「進化論」のダーウィン。
(もともと心理学そのものがダーウィンの「進化論」に多大な影響を受けている)
●宝くじは小さい額が当たった人が圧倒的に幸せになれる。
(YouTubeには「宝くじ高額当選者の壮絶な末路」が多数アップされている)
●高額の宝くじが当たると、まず友人が変わり、親戚が3倍になる。
●金で幸せになれるのか? ⇒なれる。が、青天井ではない。(米国での研究)
「社会的地位」は年収が1千万円を超えても上昇するが、「肯定的な情動」「憂鬱ではない」
「ストレスがない」という項目は年収750万円で上げ止まる。
(幸せの限度額は年収750万円?)
▼京野井手達。お行儀悪くてスミマセン

●あなたの人生で、一番大事な目標は?
僕は「健康になる」こと。
by kzofigo | 2014-09-17 23:07 | ジョブズの流儀























