9/11 夏のお嬢さん 2014
8月25日から1週間、岡山を旅行していた娘が、
27日・28日とうちの実家に泊まった。その娘と、
去る8月28日に会って、食事とショッピングを楽しんだ。
▼いきなり京野井手達
+コンバース・オールスター・スリッポン
◆◇◆
娘はハタチの夏を謳歌していた。
まず、8月2日(土)・3日(日)、茨城県ひたちなか市・国営ひたち海浜公園で行なわれた、
日本を代表する夏フェスのひとつ、ROCK IN JAPAN FES. 2014に参戦。
ONE OK ROCK、Chara×韻シストBAND、サカナクション、RIP SLYME、マキシム ザ ホルモン、
サンボマスター、KICK THE CAN CREWといったそうそうたる連中のステージを観て聴いた。
マキシム ザ ホルモンの連中と一緒にヘッドバンギングした。
うらやましいというより、くやしい。
◆
さらに、娘は富士バカ2014というチャレンジングなイベントに参加。
▼富士バカとは
http://www.fuji-baka.com/?page_id=37
8月9日(土)に東京タワーを出発、14日のご来光に合わせて登山、
14日の夜は河口湖の近くのコテージにてBBQと宿泊、15日現地解散というスケジュール。
54人のバカのひとりとして、無一文で東京タワーから徒歩で富士山をめざした。
▼朝日に映える赤富士
ご来光は、山小屋のお兄さんが、
「今日もご来光は恥ずかしがっているようで
残念ながら見えないですね」
と言っていて、誰もがあきらめそうになったなか、奇跡的に顔を出してくれた。
▼奇跡的に顔を出したご来光
解散後は、電車なり、バスなり、ヒッチハイクなりで勝手に帰るのだが、
娘はヒッチハイクで帰って来た。
◆◇◆
今回の旅行で、娘は実家へ来る前に、2つのスケジュールをこなしていた。
●6月に笠岡市北木島へ行ったときに知り合った津山市阿波(旧阿波村)の農家の人びとを訪ね、
北木島で行なう予定のキャンプの食材として、野菜を山ほど頂いていた。
●保育園の同級生で卒園しても家族ぐるみで付き合っているモモちゃんと
岡山市本町にできたオシャレなパンケーキの店に行き、親交を温めてきた。
◆
娘は27日の夜に実家に着いた。
このとき、近況を教えあうなかで、娘の夏のイベント参加や、
後で紹介するボランティア活動のことを聞き、なんてアクティブなんだと驚いた。
翌28日は、実家から歩いて5分くらいのタイ料理店、チャーンタイ レストランでランチ。
▼チャーンタイ レストラン(Chang Thai Restaurant)にて
7種類あるランチメニューから僕は「トムヤンクン・セット」を注文。「私も、それ」と娘。
デザートは僕はマンゴーのアイスクリームにした。「私はココナッツのアイス」と娘。
▼トムヤムクン・セット 900円(+150円でドリンクもセットに)
タイの代表的なエビ入りスープ、タイ風オムレツ、ライス、小鉢サラダ、デザート付き。
小さい皿に入っているのはオムレツに付けるチョイ辛のソース。
パクチー(香草)の量と、辛さを5段階で、好みに合わせて選べる。
▼カメラを向けると娘はサッとポーズを取った
エビがゴロゴロ入っていて、しっかりと香辛料、香草の効いたトムヤムクン。
辛さは3を選んだけど、辛めが好きなので、4でもよかった。
ライスは日本米とタイ米のブレンド。モチモチ、パサパサが一体となった食感。
トムヤンクンに入れて食べると、タイ式雑炊になっていい感じ。
タイ料理って、辛い、酸っぱいは言えるんだけど、おいしいかどうかを表現するのがむずかしい。
デザートのアイスクリーム、これはおいしかった(笑)。
▼「ポーズなしかい!」と娘にツッコまれた
この店は、夫婦で経営していて、ダンナさんはバンコク出身。
兄弟もバンコクでタイ料理店を営んでいるという話。
接客担当の奥さん、オーダー時に「辛いものは大丈夫ですか?」「パクチーは平気ですか?」、
途中でも「お味いかがですか?」「硬いハーブは残してくださいね」とか、気遣いがうれしい。
店の隣の自宅に住むおじいさんは、町内の老人会でうちの親父とよく知る仲。
食べ終わる頃にクルマで迎えに来てくれた親父は奥さんと話し込んでいた。
食後は親父に送ってもらって、娘が庭にしていたイオンモール倉敷へ。
僕も娘も贔屓にしてるGUが夏物セールをやっていたので自分用にセレクション。
値段はすべてセール価格。Tシャツ3枚はモバイル会員価格。
▼グラデーションチェックシャツ 490円
印象的なグラデーションのチェックシャツ。
インパクトのあるデザインなので一枚でも羽織でも活躍。
▼ドビーチェックシャツ 990円
ドビー織りでチェック柄を表現した、軽やかで着心地のいい長袖シャツ。
デニムやチノパンなどボトムを問わず、様々なコーディネートに活躍するアイテム。
▼グラフィックT(ミュージック) 290円
▼グラフィックT(マリン) 290円
▼グラフィックT(アメカジ) 290円
▼スウェットクロップカーゴ(オリーブ) 790円
ヴィンテージ感のあるスウェット素材のクロップドカーゴ。
タウンユースでも、ルームウェアとしてリラックスタイムでも使える便利なアイテム。
▼ジャストフィットクロップドジーンズ 990円
ストレッチの効いた素材を使用し、スリムテーパードシルエットにこだわったクロップドパンツ。
8分丈で足元がすっきり見える、レオパード柄が魅力のアイテム。
これだけ買って、税込合計4,460円
娘はスニーカー、長袖シャツほか1点で約5,000円。ふふふ、勝ったね。
娘には長袖シャツでどれが一番似合うか品定めをお願いした。
それで買うのを決めたのが、ドビーチェックシャツ。
娘が「ちょいと羽織れるメンズのシャツがほしい」と言うので見立ててあげて、
何点かのなかからヒッコリーストライプの長袖シャツを選んだ。
女の子と買い物をしていて、この【choosing together】は幾つになっても楽しい。
イオンモールでは、女性同士のペアルックをチラホラ見かけた。
母親と娘のペアルック、同い年くらいの若いギャルが手をつないでペアルック。
娘の意見⇒「男女のペアルックは気持ち悪いけど、女同士ならいいじゃん」
この「ニコイチファッション」「双子ルック」現象の社会的な背景を知りたいなあ。
買い物の後、フードコートのテラス席でお茶しながらいろいろと話した。
僕がLISMO!で最近よく聴いている「レキシ」に、プチ歴女の娘は興味を示した。
▼レキシの最新アルバム『レシキ』が試聴できるよ
http://www.laughin.co.jp/ikechan/discography/
タブラ奏者のU-zhaanがタブラのリズムに合わせて信玄の末路を吟じる「Takeda’ feat. ニセレキシ」、
信長への光秀の真の心情を阿部芙蓉美が切々と歌う「アケチノキモチ feat. 阿部sorry大臣ちゃん」を
娘は気に入ったようだ。するどい。いい趣味してる。父親に似たんだな。
僕は最近、YouTubeで「泣ける話」を聞くのにハマってると言って、泣ける話のなかから、
「ベトナム中を涙させた少年」と「レジ打ちの女」の話を僕なりにアレンジして伝えた。
娘は「ベトナム中を涙させた」少年に「凄いね」と驚き、
「レジ打ちの女」はさらに興味を持ったようで、「検索してみる」と言った。
楽しいショッピングと有意義な会話の後、娘は倉敷駅から岡山の街に出た。
岡山の中学で在籍していたバスケット部の仲間たちとのいつもの集まり。
娘は、まるで中堅お笑い芸人並みのスケジュールだ。
翌29日の朝、小学生の頃から娘と文通していた同い年で親戚のシホが、
1時間ほど会えるだけなのに総社から来てくれて、慌ただしく話をして、駅まで送ってくれた。
娘は山陽本線で西へ。
笠岡の北木島で地元の人びとと、津山で頂いた野菜とぴちぴちの海の幸を使ったBBQその他、
夏の「島キャンプ」を大いに楽しんだことだろう。
その夜と次の夜は、6月に知り合ったばかりの北木島の人びとのお宅に、
ひとりで泊めていただくのだから、娘のナチュラルな社交性は頼もしい限りだ。
◆◇◆
娘はボランティア活動にも参加していた。
◎47都道府県の学生たちが東北三県にバスで行くプロジェクト「きっかけバス」
学生の春休みの時間を利用して40人乗りのバスが各都道府県から1台ずつ、合計47台のバス、
約2000人の学生が東北へ向かい、岩手、宮城、福島の沿岸部を2泊4日で周るプロジェクト。
被災三県をそれぞれ周ることで、今回の被災の広域性とそれぞれの地域の被災状況、
今の課題をきちんと見てまわる内容になっている。
学生はボランティアを通じて復興に寄与し、現地の方の防災のお話を通じて
日頃の防災の重要性を学び、地元に帰ってから学んだことを家族や友人、大事な人に
自分の言葉で伝えることで、風化を防止し、防災の重要性を地域で広げていく。
▼きっかけバスとは
http://kikkakebus.tasukeaijapan.jp/about/
◎結婚・妊娠・出産・育児にきちんと向き合う「ぱぱとままになるまえに」
パパとママになる前の世代が集まって、みんなでちょっと先輩のお話を聞く会。
お母さんになる前の女の子に、布ナプキンを手作りしながら、おしゃべりをしつつ、
体に対する理解を深めたり、大切に思う心を温めていく会。
「妊娠しないと入れない場所」である助産院に、主に妊娠や出産をしていない、
パパとママになる前の世代を連れて行ってみる、助産院ツアーなどを企画・運営している。
▼ぱぱままとは
http://papamama.cc/about/omoi
◆
娘はパッと見、おとなしそうなんだけど、その意外で旺盛な行動力と、
自分に垣根を作らず人と付き合う人間性に、学生時代の僕は完全に負けている。
リキむことなく人脈が出来て、続き、広がっていく人としてのキャパシティには、驚くばかりだ。
半端な父親だけど、そんな娘を誇りに思う。
by kzofigo | 2014-09-11 23:41 | 家族の友