7/31 単位認定試験 1日目
放送大学、平成26年度・第1学期、単位認定試験1日目。
最寄り駅までチャリで。JR山陽本線の岡山方面行きに乗る。4人掛けボックスシートの横に立つ。
シートの対面にスペースがあって、ハードケースの大きなボストンバッグとデイパック、
物がいっぱい詰まった大振りの手提げバッグが置かれていた。
岡山駅のひとつ前の駅を出た頃、この電車は岡山止めではないから、
80過ぎの小柄な男性が1人で身支度を始めた。
ごっついハードケース製デイパックのベルトを調整して背負う準備をしている。
(えーーーっ!? これ、じいちゃん1人の荷物なん?)
僕は男性の歳を考え、「手伝いましょうか?」と申し出た。
じいちゃんは、「これくらい、慣れとるから、自分で運べるのに」と困惑の表情を0.5秒垣間見せて、
それでも、「あ、すみませんね」と返事をしていた。
▼台湾民主紀念館
岡山駅に着くまでの3分間ぐらいで話した内容。
じいちゃんは、日本が敗戦した後も台湾で3年間を過ごした。
それが縁で、現在、半年間で台湾全土を回り、ボランティアの活動を行なっているそうだ。
岡山駅からリムジンバスで空港まで行くという。半年滞在するからこれだけの荷物になるんだね。
僕はボストンバッグを電車からホームへ降ろす役目を担ったが、軽く(重く?)30キロはあった。
「健康長寿の鑑だなあ」
と感じ入りながら、人混みに紛れていくじいちゃんを「気をつけて」と見送った。
◆
受験票のとおり、今日の試験科目は、1学期履修4科目のうち、
4時限目(13:15~)の「教育と心理の巨人たち」1科目だけ。
「教育と心理の巨人たち」は、教育学と心理学を学問として形作ってきた
巨大な人々の偉大な足跡を、彼らの代表的な業績のなかにたどっていこうという科目。
全15章のうち13章で1人ずつ扱われている顔ぶれはザッとこんな感じ。
コメニウス/ルソー/ペスタロッチ/フレーベル/ヘルバルト/デューイ/ジェームズ/
フロイト/桐原葆見(しげみ)/ヴィゴツキー/オルポート/エリクソン/スキナー
一番興味を抱いたのは、別の日記で書いたとおり、桐原葆見。
日本・産業心理学の黎明が、実家から徒歩10分の所で芽吹いていたとは・・・と感銘。
コメニウスの『世界図絵』、ルソーの『エミール』は、訳本を読んでみたい。
濃密な生涯を駆け抜け、37歳で夭折した、ヴィゴツキーの生きざまにも憧れる。
▼放送大学が入った棟も緑に囲まれてきたなあ
天気はピーカン。半田山も樹木が生い茂り、モコモコ、緑のぼんぼりみたいだ。
東に理科大、真ん中に岡大、西に商科大、南にノートルダム清心女子大。
この一帯は学園都市なのだ。
しっかし、岡山大学は、相変わらず、キャンパス、広いなあ~
学内に、路線バスの停留所がいくつあるんだろう。
知る人だけ知る「第24回日本美術展覧会 めざめ 作・高橋敏之」が1階ロビーにあるとは・・・
写真のドアは試験会場の講義室2。僕が受けるのは奥にある講義室1。
早めに会場に入っておこうと、開始15分前に行ったら、なんと、すでにほぼ満席だった。
仕方なく、数少ない空いてる一番前の席へ。
試験官の注意事項を聞いているとき、何か変だなと違和感を感じる。
黒板を見て理由が分かった。この会場では、2科目が同時に行なわれるのだ。
もうひとつの科目は「災害看護学・国際看護学」。
振り返ると、僕が座ってる列には若いお姉さんばかり。
別の列には、アダルトな方々が。試験官に言って、そちらに席を移った。
いやいや、危うく看護師さんになるところだった。
試験は1時限50分。30分過ぎたら答案を提出して退室できる。
問題は全15問。各設問に対して4つの問題文があり、1つを選択するマークシート形式。
「教育と心理の巨人たち」は教科書とノートが持ち込み可。
これも善し悪しで、探してる箇所に行き当たるまで時間を食うと不利なのだ。
放送大学のコミュニティサイトがあって、単位認定試験への対策がまとめられていた。
そこで力説されていた学習法は「過去問を徹底的に当たれ」ということだった。
僕は素直にそれに従い、放送大学ホームページに公開されている昨年の問題と
今学期の通信指導問題とそれに付随する自習型問題を満点がくり返し取れるまで集中してやった。
ところが、いざ試験問題を開いてみたら、教科書を見なくても答えが解る設問は15問中4つぐらい。
あとは教科書の該当箇所を探しながら解いていったけど、自分の解答に確信が持てないんだよなあ。
合格ラインは60点。15問だと9問正解で60点だけど、自信がない。落としたかもしれない。
不合格の場合は来学期に再試験を受けることになる。
まあ、済んだことは仕方がないや。残る3科目に向かって気持ちを切り替えよう。
▼京野井手達。通気性が売りのスニーカーはGoodyear製でグリップ力、抜群。試験にもすべらないはず
帰りのバスで、整理券を取ったら「六」と漢数字。「あれ?」と思った。
フロントガラス上の料金表示計を見たら、6・9・16・19が六・九・1六・1九になっていた。
6と9を見間違えないための表記だろうけど、何で今まで気付かなかったんだろう。
遅すぎた人生初の体験。他のバス会社も同じなのかな。
◆
総じて、超久しぶりの試験は楽しかったよ。1個終わっただけだけど、試験後の開放感は、格別だ。
高校時代なら、みんなで山陽ハイツ下の「風来坊」へ焼豚麺を食べに行くんだけどなあ。
通学ダイエットの成果➜体脂肪18.8%
最寄り駅までチャリで。JR山陽本線の岡山方面行きに乗る。4人掛けボックスシートの横に立つ。
シートの対面にスペースがあって、ハードケースの大きなボストンバッグとデイパック、
物がいっぱい詰まった大振りの手提げバッグが置かれていた。
岡山駅のひとつ前の駅を出た頃、この電車は岡山止めではないから、
80過ぎの小柄な男性が1人で身支度を始めた。
ごっついハードケース製デイパックのベルトを調整して背負う準備をしている。
(えーーーっ!? これ、じいちゃん1人の荷物なん?)
僕は男性の歳を考え、「手伝いましょうか?」と申し出た。
じいちゃんは、「これくらい、慣れとるから、自分で運べるのに」と困惑の表情を0.5秒垣間見せて、
それでも、「あ、すみませんね」と返事をしていた。
▼台湾民主紀念館
岡山駅に着くまでの3分間ぐらいで話した内容。
じいちゃんは、日本が敗戦した後も台湾で3年間を過ごした。
それが縁で、現在、半年間で台湾全土を回り、ボランティアの活動を行なっているそうだ。
岡山駅からリムジンバスで空港まで行くという。半年滞在するからこれだけの荷物になるんだね。
僕はボストンバッグを電車からホームへ降ろす役目を担ったが、軽く(重く?)30キロはあった。
「健康長寿の鑑だなあ」
と感じ入りながら、人混みに紛れていくじいちゃんを「気をつけて」と見送った。
◆
受験票のとおり、今日の試験科目は、1学期履修4科目のうち、
4時限目(13:15~)の「教育と心理の巨人たち」1科目だけ。
「教育と心理の巨人たち」は、教育学と心理学を学問として形作ってきた
巨大な人々の偉大な足跡を、彼らの代表的な業績のなかにたどっていこうという科目。
全15章のうち13章で1人ずつ扱われている顔ぶれはザッとこんな感じ。
コメニウス/ルソー/ペスタロッチ/フレーベル/ヘルバルト/デューイ/ジェームズ/
フロイト/桐原葆見(しげみ)/ヴィゴツキー/オルポート/エリクソン/スキナー
一番興味を抱いたのは、別の日記で書いたとおり、桐原葆見。
日本・産業心理学の黎明が、実家から徒歩10分の所で芽吹いていたとは・・・と感銘。
コメニウスの『世界図絵』、ルソーの『エミール』は、訳本を読んでみたい。
濃密な生涯を駆け抜け、37歳で夭折した、ヴィゴツキーの生きざまにも憧れる。
▼放送大学が入った棟も緑に囲まれてきたなあ
天気はピーカン。半田山も樹木が生い茂り、モコモコ、緑のぼんぼりみたいだ。
東に理科大、真ん中に岡大、西に商科大、南にノートルダム清心女子大。
この一帯は学園都市なのだ。
しっかし、岡山大学は、相変わらず、キャンパス、広いなあ~
学内に、路線バスの停留所がいくつあるんだろう。
知る人だけ知る「第24回日本美術展覧会 めざめ 作・高橋敏之」が1階ロビーにあるとは・・・
写真のドアは試験会場の講義室2。僕が受けるのは奥にある講義室1。
早めに会場に入っておこうと、開始15分前に行ったら、なんと、すでにほぼ満席だった。
仕方なく、数少ない空いてる一番前の席へ。
試験官の注意事項を聞いているとき、何か変だなと違和感を感じる。
黒板を見て理由が分かった。この会場では、2科目が同時に行なわれるのだ。
もうひとつの科目は「災害看護学・国際看護学」。
振り返ると、僕が座ってる列には若いお姉さんばかり。
別の列には、アダルトな方々が。試験官に言って、そちらに席を移った。
いやいや、危うく看護師さんになるところだった。
試験は1時限50分。30分過ぎたら答案を提出して退室できる。
問題は全15問。各設問に対して4つの問題文があり、1つを選択するマークシート形式。
「教育と心理の巨人たち」は教科書とノートが持ち込み可。
これも善し悪しで、探してる箇所に行き当たるまで時間を食うと不利なのだ。
放送大学のコミュニティサイトがあって、単位認定試験への対策がまとめられていた。
そこで力説されていた学習法は「過去問を徹底的に当たれ」ということだった。
僕は素直にそれに従い、放送大学ホームページに公開されている昨年の問題と
今学期の通信指導問題とそれに付随する自習型問題を満点がくり返し取れるまで集中してやった。
ところが、いざ試験問題を開いてみたら、教科書を見なくても答えが解る設問は15問中4つぐらい。
あとは教科書の該当箇所を探しながら解いていったけど、自分の解答に確信が持てないんだよなあ。
合格ラインは60点。15問だと9問正解で60点だけど、自信がない。落としたかもしれない。
不合格の場合は来学期に再試験を受けることになる。
まあ、済んだことは仕方がないや。残る3科目に向かって気持ちを切り替えよう。
▼京野井手達。通気性が売りのスニーカーはGoodyear製でグリップ力、抜群。試験にもすべらないはず
帰りのバスで、整理券を取ったら「六」と漢数字。「あれ?」と思った。
フロントガラス上の料金表示計を見たら、6・9・16・19が六・九・1六・1九になっていた。
6と9を見間違えないための表記だろうけど、何で今まで気付かなかったんだろう。
遅すぎた人生初の体験。他のバス会社も同じなのかな。
◆
総じて、超久しぶりの試験は楽しかったよ。1個終わっただけだけど、試験後の開放感は、格別だ。
高校時代なら、みんなで山陽ハイツ下の「風来坊」へ焼豚麺を食べに行くんだけどなあ。
通学ダイエットの成果➜体脂肪18.8%
by kzofigo | 2014-07-31 21:03 | ジョブズの流儀