人気ブログランキング | 話題のタグを見る

舞踏と文楽

昨日は、岡山市の兵団(へいだん)にある「月の舞台」へ、
見て 聴いて 参加して シリーズVol.02 投影と踏襲
~文楽と落語・舞踏のあやしい関係~

という伝統的でありながら尖がった公演を観てまいりました。


          ▼「月の舞台」の舞台
舞踏と文楽_b0137183_12251262.jpg


自分が書いた原稿を自分で引用してもいいんよう。以下、オセラ56号より。

芸能の源流、文楽に迫る。

舞台を見聞きすると同時に、参加することで、多種多様な芸能を深く体験・体感するシリーズの第二弾。今回は、江戸文化の多様性と先進性に焦点を当てる。人間国宝・祖父の幼名を名乗り、海外公演の経験も豊富な文楽太夫、豊竹英大夫(はなふさだゆう)。端正な音で次代を担う文楽三味線の鶴澤清友(せいとも)。一昨年に日本芸術院賞を受賞した文楽人形遣い、桐竹勘十郎。桂枝雀の三番弟子で多芸で鳴らす上方落語の桂雀松(じゃくまつ)。常に新たな表現の可能性に挑む舞踏家、由良部正美・・・いずれも日本を代表する顔ぶれとともに、土方巽(たつみ)の『病める舞姫』を浄瑠璃で舞うなど、現代の身体表現を取り込みつつ、伝統芸能の未来を探る。詳細は欄外サイトを参照。

http://www.spiralring.jp/tukinobutai

舞台の一番奥には写真がプリントされた大きな布が垂らされていました。


                 ▼この写真。左が土方巽。右はあの阿部定です
舞踏と文楽_b0137183_2114453.jpg


二部構成で、一部はワークショップのあと、雀松の落語と文楽。
二部は慶大アート・センター「土方巽アーカイヴ」代表・森下隆氏のレクチャー、
続いて土方巽『病める舞姫』を人形なしで演じる人形遣いのパフォーマンスと
由良部正美氏による舞踏のコラボ。最後に文楽「日高川入相花王 渡し場の段」。


             ▼由良部正美氏
舞踏と文楽_b0137183_2155483.jpg


僕が観たのは二部だけでしたが、本格的な文楽も舞踏も、生では初観劇。しかも至近距離。
太夫の唄と三味線の演奏、舞踏の妖艶と文楽の匠、その迫力が体を貫く貴重な体験でした。


                 ▼この方(麿 赤兒)も土方巽の弟子です
舞踏と文楽_b0137183_21105439.jpg


そのあと、書店・啓文社に行き、次のオセラで紹介するブック・ハンティング。
3次選考14冊を最終選考の6冊に絞り込む。

満島ひかりが表紙というだけで小林よしのり責任編集『前夜』創刊号、
生田斗真が表紙の『ダ・ヴィンチ』、吉高由里子がグラビアの『週刊文春』、
ほか1冊を買いました。


舞踏と文楽_b0137183_1352328.jpg舞踏と文楽_b0137183_1354345.jpg


















帰りはバイパスを通り、TSUTAYA中島店に借りていたDVD『一枚のハガキ』を返却。
ここはスタバがあるのが魅力。

代官山の蔦屋が評判になっていますね。今朝、J-WAVEにその店の洋書の買い付けかな?
・・・を担当している方が出ていました。

by kzofigo | 2012-03-11 00:26 | ガッツ・エンタテインメント