酔い覚ましの清涼剤 2011/11/6
歌手の由紀さおりがエライことになっている。
え? 「由紀さおりって誰?」って?
あーた、由紀さおり知らずして雪降ろしできんばい。
【由紀さおり】はねえ、1969年に『夜明けのスキャット』でデビューした歌手です。
【由紀さおり・安田祥子】…こう書けば分かるじゃないの? ここ何年かは姉妹での活動が多いもんね。
『夜明けのスキャット』は150万枚、ミリオンセラーの大ヒットだったんだよ。
オリコン1位にもなったんだ。オリコン1位史上、最も歌詞が短い曲といわれてるんだ。
この年、第20回紅白歌合戦にも出たしね。
その美しく澄みきった歌声は「酔い覚ましの清涼剤」と持てはやされたもんだ。
僕は彼女のオリエンタルな魅力を湛えたルックスがけっこう好きだったんだよね。
そこはかとなく、misia。
『8時だョ!全員集合』や『お江戸でござる』のコメディエンヌぶりも忘れられない。
1982年には読売テレビのバラエティ番組『おもしろサンデー』の司会を桂文珍と務めている。
『おもしろサンデー』は面白くて、大阪にいた頃、よく見てたなあ。
「なんでもランキング」みたいなコーナーがあってね、「タクシー運転手が嫌がる客ベストテン」の
第5位に「横山やすし」が入ってた。「酔っ払い」か「いちゃつくカップル」が1位。
ひとりなのに助手席に座りたがる客もランクインしてた。日本ではそうだよね。
でも、アルゼンチンの映画だったかな、男のひとり客が当たり前のように助手席に乗り込んでたよ。
おっと、話が脱線トリオだ。由紀さおりだよ。
1983年には主演・松田優作、監督・森田芳光の映画『家族ゲーム』に出演。
伊丹十三の妻役で日本アカデミー賞の助演女優賞をもらってるんだ。
最近では、2006年にテレビ朝日の金曜ナイトドラマ『時効警察』のナレーションを担当。
続編の『帰ってきた時効警察』では「スナック鳩時計」の鳩子ママ役で出演していたんだよ。
その、由紀さおりが、米国の人気ジャズ・オーケストラ、ピンク・マルティーニと組んだコラボ・アルバム『1969』が、世界20か国以上でCD発売・デジタル配信され、各国で大反響を呼んでいるんだ。
アルバム『1969』は、由紀さおりが『夜明けのスキャット』でデビューした1969年をモチーフに、
当時のヒット曲からセレクトしたカバー集で、1曲以外はすべて日本語詞で歌われている。
『ブルー・ライト・ヨコハマ』『いいじゃないの幸せならば』『夕月』といった日本の歌謡曲が持つ
サウンドの斬新さ、着想のよさに注目したピンク・マルティーニがニュー・アレンジ。
さらに、『パフ』『マシュ・ケ・ナダ』など、1969年を象徴する世界中の名曲をちりばめ、
ジャズのスタンダードやラテンの定番のように、新たなワールドミュージックとして、
「日本の歌謡曲」を「21世紀のカヨウキョク」として発信してるのさ。
11月1日にiTunesでの配信がスタートした米国では、11月2日付ジャズチャートで1位を獲得。
カナダでもiTunesチャート・ワールドミュージックで1位、ギリシャのIFPI総合アルバム・チャートで4位、
シンガポールのHMVインターナショナル・チャートでは18位を獲得したんだ。
11月7日には米国で『1969』のCDが発売され、12月には由紀さおりが参加しての
ピンク・マルティーニ全米公演がいよいよ始まるぞ。
坂本九は、シングル『スキヤキ(上を向いて歩こう)』で、1963年6月15日から3週連続で
ビルボード・ナンバーワンという快挙を成し遂げたよね。
由紀さおり&ピンク・マルティーニには、アルバムでの全米初制覇を期待したいねえ。
▼『1969』収録曲
え? 「由紀さおりって誰?」って?
あーた、由紀さおり知らずして雪降ろしできんばい。
【由紀さおり】はねえ、1969年に『夜明けのスキャット』でデビューした歌手です。
【由紀さおり・安田祥子】…こう書けば分かるじゃないの? ここ何年かは姉妹での活動が多いもんね。
『夜明けのスキャット』は150万枚、ミリオンセラーの大ヒットだったんだよ。
オリコン1位にもなったんだ。オリコン1位史上、最も歌詞が短い曲といわれてるんだ。
この年、第20回紅白歌合戦にも出たしね。
その美しく澄みきった歌声は「酔い覚ましの清涼剤」と持てはやされたもんだ。
僕は彼女のオリエンタルな魅力を湛えたルックスがけっこう好きだったんだよね。
そこはかとなく、misia。
『8時だョ!全員集合』や『お江戸でござる』のコメディエンヌぶりも忘れられない。
1982年には読売テレビのバラエティ番組『おもしろサンデー』の司会を桂文珍と務めている。
『おもしろサンデー』は面白くて、大阪にいた頃、よく見てたなあ。
「なんでもランキング」みたいなコーナーがあってね、「タクシー運転手が嫌がる客ベストテン」の
第5位に「横山やすし」が入ってた。「酔っ払い」か「いちゃつくカップル」が1位。
ひとりなのに助手席に座りたがる客もランクインしてた。日本ではそうだよね。
でも、アルゼンチンの映画だったかな、男のひとり客が当たり前のように助手席に乗り込んでたよ。
おっと、話が脱線トリオだ。由紀さおりだよ。
1983年には主演・松田優作、監督・森田芳光の映画『家族ゲーム』に出演。
伊丹十三の妻役で日本アカデミー賞の助演女優賞をもらってるんだ。
最近では、2006年にテレビ朝日の金曜ナイトドラマ『時効警察』のナレーションを担当。
続編の『帰ってきた時効警察』では「スナック鳩時計」の鳩子ママ役で出演していたんだよ。
その、由紀さおりが、米国の人気ジャズ・オーケストラ、ピンク・マルティーニと組んだコラボ・アルバム『1969』が、世界20か国以上でCD発売・デジタル配信され、各国で大反響を呼んでいるんだ。
アルバム『1969』は、由紀さおりが『夜明けのスキャット』でデビューした1969年をモチーフに、
当時のヒット曲からセレクトしたカバー集で、1曲以外はすべて日本語詞で歌われている。
『ブルー・ライト・ヨコハマ』『いいじゃないの幸せならば』『夕月』といった日本の歌謡曲が持つ
サウンドの斬新さ、着想のよさに注目したピンク・マルティーニがニュー・アレンジ。
さらに、『パフ』『マシュ・ケ・ナダ』など、1969年を象徴する世界中の名曲をちりばめ、
ジャズのスタンダードやラテンの定番のように、新たなワールドミュージックとして、
「日本の歌謡曲」を「21世紀のカヨウキョク」として発信してるのさ。
11月1日にiTunesでの配信がスタートした米国では、11月2日付ジャズチャートで1位を獲得。
カナダでもiTunesチャート・ワールドミュージックで1位、ギリシャのIFPI総合アルバム・チャートで4位、
シンガポールのHMVインターナショナル・チャートでは18位を獲得したんだ。
11月7日には米国で『1969』のCDが発売され、12月には由紀さおりが参加しての
ピンク・マルティーニ全米公演がいよいよ始まるぞ。
坂本九は、シングル『スキヤキ(上を向いて歩こう)』で、1963年6月15日から3週連続で
ビルボード・ナンバーワンという快挙を成し遂げたよね。
由紀さおり&ピンク・マルティーニには、アルバムでの全米初制覇を期待したいねえ。
▼『1969』収録曲
by kzofigo | 2011-11-06 12:47 | ミュージック・ブック