イチロー11年連続200安打への道
イチローが敬愛するスーパースター、ケン・グリフィー・ジュニア。彼の父であるケン・グリフィー・シニアも、1970年代にピート・ローズらとともに「ビッグレッドマシン」と呼ばれたレッズの強力打線の一員として、ワールドシリーズ連覇に貢献したスター選手だった。ジュニアはその偉大な父の背中を見て育った。
ジュニアは、まだシニアが現役でプレイしていた1987年にマリナーズからドラフト1位(全米1番目)の指名を受けて入団した。2年目の1990年にはセンターのレギュラーを獲得して、打率3割・22本塁打・80打点をマークし、チームの中心選手となった。
この年のジュニアには、記録以上に忘れることのできない出来事が起こる。8月24日にレッズを解雇されたシニアが5日後にマリナーズと契約し、ジュニアと同じユニフォームに袖を通すことになったのだ。8月31日のロイヤルズ戦、2番レフト・シニア、3番センター・ジュニアと揃って先発出場を果たし、メジャー史上初めて親子がスタメンに名を連ねた。
これまでメジャーでも多くの親子プレイヤーが誕生しているが、現役選手として同じチームに所属したのはグリフィー親子だけ。ジュニアは「父の存在は大きなプレッシャーだった」と語っていたが、一緒にプレイしたことが大きな自信となり、のちに父を超える選手へと成長していった。
今日のイチロー
対エンゼルス戦
4打数2安打1打点1得点
136試合で/156安打(リーグ9位)
打率.274(37位)
33盗塁(5位タイ)
70得点(23位タイ)
569打数(1位)
200安打まで残り26試合で44安打
by kzofigo | 2011-09-02 23:02 | 私をメジャーに連れてって