さよなら、六さん
原田芳雄が死んじゃったよー

原田芳雄は松田優作がバーボンを片手に訪ね、兄貴と慕った人です。
優作と同じように映画に殉じた死にざまは壮絶でした。
男が憧れる本物の男伊達を持った人でした。
◆
原田芳雄を初めて俳優として意識したのは、日本テレビのドラマ『3丁目4番地』です。
土曜日の夜9時半から。1972年の放送とあるから、中2のときですね。
前の年に同じ枠で『2丁目3番地』がありました。
共演した石坂浩二と浅丘ルリ子がつきあうきっかけになったドラマで、
番組終了直後に2人は入籍しました。
『3丁目4番地』はその続編です。
主題歌が『さよならをするために』で、作詞:石坂浩二、作曲:坂田晃一、歌:ビリー・バンバンでした。
独身の若いDJを主人公に同業の男女が織り成す愛情物語。
下宿屋を経営するのは森光子。子どもが浅丘ルリ子と岡崎友紀。下宿人が原田芳雄と石坂浩二でした。
原田芳雄の役名は六助で「六さん」と呼ばれていました。
出演者が豪華なので列挙しときます。
浅丘ルリ子、森 光子、嵐 寛寿郎、石坂浩二(特別出演)、岡崎友紀、田村奈己、岡田眞澄、
原田芳雄、大原麗子、藤村俊二、水森亜土、寺尾 聰、黒沢久雄。
脚本は、倉本 聡です。
『2丁目3番地』の主題歌『目覚めたときには晴れていた』も『3丁目4番地』と同じ顔ぶれだと
ずーっと思っていましたが、作詞:阿久 悠、作曲・編曲:坂田晃一、歌・赤い鳥でした。
だからリードボーカルは山本潤子ですね。
◆
僕は通夜にも葬式にも行けません。
何が弔いになるんだろうと考えたとき、やはりそれは遺作を観ることしか考えられません。
【新作・準新作900円】に近作の旧作(100円)を合わせたらちょうど千円だなあと思い、
『たみおのしあわせ』を借りたのですが、これが間違いでした。
岩松了は俳優と舞台演出家の才能はあるかも知れませんが、
映画監督の技量に恵まれているとは思えません。
ラスト10分なんか『卒業』と『フィールド・オブ・ドリームス』のパクリじゃないですか。
オダギリジョーと麻生久美子の『時効警察』コンビが出てるからと手を出したのが間違いでした。
しかも忌野清志郎が出ている! 元気な清志郎が出てるんですよ!
映画の不出来に加えて、なおさらいっそう落ち込みました。
『ツィゴイネルワイゼン』か『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』、
『浪人街』、『寝盗られ宗介』、『スリ』、『鬼火』にすればよかったのかもしれません。
あ、「勝手にしやがれ」の劇中音楽とエンディングテーマは非常によかったです。
◆
口直しに、NHK-BSプレミアムで放送された「追悼・原田芳雄さん」~ドラマ『火の魚』を見ました。
これは本放送のときに見て、いいドラマだった印象は残っていますが、細部は忘れています。
そうそう、元・売れっ子作家(原田芳雄)が広島の島に帰って孤独に書いている原稿を、
新編集者の尾野真千子が東京から訪ねる話です。NHK広島局制作のはずです。

室生犀星の原作を渡辺あやが脚色した1時間の小品ですが、いいドラマです。
頑固で偏屈で不遜な元・人気作家を原田芳雄が達者に演じています。
そして女優・尾野真千子をこのドラマで「発見」しました。
このドラマにも岩松了が出ているのでした。
僕もタバコが吸いてー!!
▼詳しくは番組のホームページをご覧ください。http://www.nhk.or.jp/hiroshima/program/etc2009/drama09/
◆
原田芳雄関係の話題を追っていたら、優作の葬儀のときの弔辞が出てきました。
僕はこれ以上、愛情と無念が詰まった弔辞を他に知りません。
優作・・・・・
俺は今までお前が死ぬとこを何度も観てきた。
そしてその度にお前は生き返ってきたじゃないか。
役者なら生き返ってみろ!
生き返って出てこい!

原田芳雄は松田優作がバーボンを片手に訪ね、兄貴と慕った人です。
優作と同じように映画に殉じた死にざまは壮絶でした。
男が憧れる本物の男伊達を持った人でした。
◆
原田芳雄を初めて俳優として意識したのは、日本テレビのドラマ『3丁目4番地』です。
土曜日の夜9時半から。1972年の放送とあるから、中2のときですね。
前の年に同じ枠で『2丁目3番地』がありました。
共演した石坂浩二と浅丘ルリ子がつきあうきっかけになったドラマで、
番組終了直後に2人は入籍しました。
『3丁目4番地』はその続編です。
主題歌が『さよならをするために』で、作詞:石坂浩二、作曲:坂田晃一、歌:ビリー・バンバンでした。
独身の若いDJを主人公に同業の男女が織り成す愛情物語。
下宿屋を経営するのは森光子。子どもが浅丘ルリ子と岡崎友紀。下宿人が原田芳雄と石坂浩二でした。
原田芳雄の役名は六助で「六さん」と呼ばれていました。
出演者が豪華なので列挙しときます。
浅丘ルリ子、森 光子、嵐 寛寿郎、石坂浩二(特別出演)、岡崎友紀、田村奈己、岡田眞澄、
原田芳雄、大原麗子、藤村俊二、水森亜土、寺尾 聰、黒沢久雄。
脚本は、倉本 聡です。
『2丁目3番地』の主題歌『目覚めたときには晴れていた』も『3丁目4番地』と同じ顔ぶれだと
ずーっと思っていましたが、作詞:阿久 悠、作曲・編曲:坂田晃一、歌・赤い鳥でした。
だからリードボーカルは山本潤子ですね。
◆
僕は通夜にも葬式にも行けません。
何が弔いになるんだろうと考えたとき、やはりそれは遺作を観ることしか考えられません。
【新作・準新作900円】に近作の旧作(100円)を合わせたらちょうど千円だなあと思い、
『たみおのしあわせ』を借りたのですが、これが間違いでした。
岩松了は俳優と舞台演出家の才能はあるかも知れませんが、
映画監督の技量に恵まれているとは思えません。
ラスト10分なんか『卒業』と『フィールド・オブ・ドリームス』のパクリじゃないですか。
オダギリジョーと麻生久美子の『時効警察』コンビが出てるからと手を出したのが間違いでした。
しかも忌野清志郎が出ている! 元気な清志郎が出てるんですよ!
映画の不出来に加えて、なおさらいっそう落ち込みました。
『ツィゴイネルワイゼン』か『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』、
『浪人街』、『寝盗られ宗介』、『スリ』、『鬼火』にすればよかったのかもしれません。
あ、「勝手にしやがれ」の劇中音楽とエンディングテーマは非常によかったです。
◆
口直しに、NHK-BSプレミアムで放送された「追悼・原田芳雄さん」~ドラマ『火の魚』を見ました。
これは本放送のときに見て、いいドラマだった印象は残っていますが、細部は忘れています。
そうそう、元・売れっ子作家(原田芳雄)が広島の島に帰って孤独に書いている原稿を、
新編集者の尾野真千子が東京から訪ねる話です。NHK広島局制作のはずです。

室生犀星の原作を渡辺あやが脚色した1時間の小品ですが、いいドラマです。
頑固で偏屈で不遜な元・人気作家を原田芳雄が達者に演じています。
そして女優・尾野真千子をこのドラマで「発見」しました。
このドラマにも岩松了が出ているのでした。
僕もタバコが吸いてー!!
▼詳しくは番組のホームページをご覧ください。http://www.nhk.or.jp/hiroshima/program/etc2009/drama09/
◆
原田芳雄関係の話題を追っていたら、優作の葬儀のときの弔辞が出てきました。
僕はこれ以上、愛情と無念が詰まった弔辞を他に知りません。
優作・・・・・
俺は今までお前が死ぬとこを何度も観てきた。
そしてその度にお前は生き返ってきたじゃないか。
役者なら生き返ってみろ!
生き返って出てこい!
by kzofigo | 2011-07-19 14:42 | マイ・ライフ























