展覧会のエーッ!!

昼寝をしていたら、こんな夢を見た。

誰だか知らない女が僕の妻になっていて、腹をなでながら、僕にこう言う。
「できちゃったみたい。2人目。うれしい？」

「うれしい？」って聞かれてもなー、それにあんた誰なんだよ！

◆

それはともかく、
今日は以前仕事で大変お世話になった画家T氏が出展しているグループ展に行こうと、
岡山市天神町の【天プラ】こと「岡山県天神山文化プラザ」へと向かったのだが…


思いのほか道が混んでいて着いたら閉館時間の午後6時。
まあ30分ぐらいは余裕を見て開けてるだろうと思って入ってみると、

エーッ!!!

各展示室のシャッターが次々に下りていって、仕舞い支度してるよー












天プラの職員にT氏の絵だけでいいから見せてと頼むと、主催者に聞いてくれと言う。
主催者の控え室に行くと、もう誰もいない。完全に～It's too late～だった。

　　　　　　　　　　▲『瀬戸内のヨットハーバー』（100号）

Tさんとは1992～1994年の3年間だったと思うけど、トマト銀行のカレンダーの仕事でご一緒した。
長福寺・三重塔や旧遷喬尋常小学校、高梁キリスト教会、旧閑谷学校、新庄・がいせん桜通りなど
岡山県内の有名な木造建築を、1年6枚、計18枚、水彩で描いていただいた。

　　　　　　　　▲代理店から独立したとき頂いた「フランス・リヨンの街」の水彩画（横15cm位）

Tさんはトマト銀行本店近くに住み、工芸店を息子さん、喫茶店を奥さんに任せ、
本人は、あのボディが重く、長く、頑丈なボルボのワゴンを駆っての写生旅行。
カレンダーの仕事も、描いていただく場所と季節をお知らせしたら、あとはお任せ。

　　　　　　　　　　　　▼県下最古の木造建築。国指定重要文化財の長福寺・三重塔
1年分の6枚が仕上がると、Tさんの喫茶店に集まって、写生ツアーのこぼれ話を伺う。
6枚綴りのカレンダーは、その3年間で終わり、その後は1枚ものになってしまった。
いま改めて思い返しても、贅沢で、楽しく、やりがいのある仕事だった。

今度、個展かグループ展があったら、1時間早くウチを出ようっと。