新しい人生のはじめかた
俳優の演技がうまくて、ストーリーが面白くて、しかも映像が美しい。
そんな三拍子そろった映画ってないよねー
チッチッチッ あの子は泣いちっち
まあー、このー、じゃないや、まあ、この映画をご覧あそばせ。
『新しい人生のはじめかた』

原題は『last chance HERVEY』。なんか身につまされる。
『マイレージ、マイライフ』に続き邦題の勝ちだね。
ハーヴェイはニューヨークのCM作曲家。
このところ、若手の台頭でリストラの文字がチラホラしている。
娘の結婚式でロンドンにやって来るが、別れた妻には冷たくあしらわれ、
そのうえ「花嫁の父」の役割を元妻の夫に取られ、いたく傷ついてしまう。
いっぽう、ケイトはヒースロー空港で働くアンケート調査員。
暇を持てあます母親から引っ切りなしに電話がかかってくるが、
「この歳でもう傷つきたくない」と、半ば人生をあきらめ、
楽に生きようとしている孤独な40代。
若手に負けないためにもニューヨークへ帰りプレゼンに参加したいハーヴェイは、
式の途中で帰国しようとするが、飛行機に乗り遅れてしまう。
やけ酒を飲みに入った空港のバーで、
ハーヴェイはひとりでソフトカバーに目をやるケイトと出会う…。

ここから、中年男女の恋物語が始まるわけです。
誰にも必要とされていない寂しさを、中年男のペーソスが漂うジョークでごまかす、
小柄なハーヴェイに、ダスティン・ホフマン。
恋人がほしくないわけじゃないけれど、人づきあいが苦手、人生に消極的で、
どこかあか抜けしない屈折した大柄なケイトに、エマ・トンプソン。
ダスティン・ホフマンにエマ・トンプソンですよ。
2人でオスカー何本持ってるんだ? 合わせて何回アカデミー賞にノミネートされているんだ?
(↓最後↓に2人の受賞歴を書き出しておきました)
このUSAとUKを代表する2大オスカー俳優の本格的な共演作は、
中年男女のちょっと不器用で、淡くて渋いラブストーリーだ。
とにかく、2人の演技が、うまい。
圧倒的にうまいんじゃなくて、この作品では、さり気なく、きめ細やかに、うまい。
恋に消極的なケイトの心を開こうとストーカーまがいに付きまとうハーヴェイ。
ケイリー・グラントとデボラ・カーの『めぐり逢い』を思い起こさせるようなすれ違いもある。
そんなやりとりから生じる、かすかな感情の表現が、素晴らしく、うまい。

▲後半、とても重要になるピアノのシーン
夢を信じるほど若くはないが、すべてをあきらめるにはまだ早過ぎる。
そんな人生の折り返し地点を過ぎた男女の、
ほろ苦く、心温まるふれあいとロマンスが、しっとりと描かれていく。
テムズ川南岸の散歩道やナショナル・シアターなど、
ロンドンの美しい秋の風景とともに、胸に沁みてくるのは、人生の豊かさ、繊細さ。
生き方に戸惑う大人たちに、一歩踏み出す勇気を与えてくれる、
滋味に富んだ、愛すべき作品。
R40指定だけどね。
【受賞歴】(モレありだと思う)
ダスティン・ホフマン(73歳/165cm)←年齢びっくり!!
◎アカデミー賞
1979年度 主演男優賞 『クレイマー、クレイマー』
1989年度 主演男優賞 『レインマン』
◎ゴールデングローブ賞
1967年度 有望若手男優賞 『卒業』
1979年度 主演男優賞(ドラマ部門) 『クレイマー、クレイマー』
1982年度 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門) 『トッツィー』
1988年度 主演男優賞(ドラマ部門) 『レインマン』
◎ヴェネツィア国際映画祭
1996年度 金獅子賞・特別功労賞
◎ベルリン国際映画祭
1989年度 金熊名誉賞
エマ・トンプソン(51歳/172cm)
◎アカデミー賞
1992年度 主演女優賞 『ハワーズ・エンド』
1993年度 助演女優賞 『父の祈りを』
1995年度 脚本賞受賞 『いつか晴れた日に』
◎英国アカデミー賞
1992年度 主演女優賞 『ハワーズ・エンド』
1995年度 主演女優賞 『いつか晴れた日に』
◎ゴールデングローブ賞
1992年度 主演女優賞(ドラマ部門) 『ハワーズ・エンド』
1995年度 脚本賞受賞 『いつか晴れた日に』
★『新しい人生のはじめかた』で第66回ゴールデングローブ賞
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされている。
そんな三拍子そろった映画ってないよねー
チッチッチッ あの子は泣いちっち
まあー、このー、じゃないや、まあ、この映画をご覧あそばせ。
『新しい人生のはじめかた』

原題は『last chance HERVEY』。なんか身につまされる。
『マイレージ、マイライフ』に続き邦題の勝ちだね。
ハーヴェイはニューヨークのCM作曲家。
このところ、若手の台頭でリストラの文字がチラホラしている。
娘の結婚式でロンドンにやって来るが、別れた妻には冷たくあしらわれ、
そのうえ「花嫁の父」の役割を元妻の夫に取られ、いたく傷ついてしまう。
いっぽう、ケイトはヒースロー空港で働くアンケート調査員。
暇を持てあます母親から引っ切りなしに電話がかかってくるが、
「この歳でもう傷つきたくない」と、半ば人生をあきらめ、
楽に生きようとしている孤独な40代。
若手に負けないためにもニューヨークへ帰りプレゼンに参加したいハーヴェイは、
式の途中で帰国しようとするが、飛行機に乗り遅れてしまう。
やけ酒を飲みに入った空港のバーで、
ハーヴェイはひとりでソフトカバーに目をやるケイトと出会う…。

ここから、中年男女の恋物語が始まるわけです。
誰にも必要とされていない寂しさを、中年男のペーソスが漂うジョークでごまかす、
小柄なハーヴェイに、ダスティン・ホフマン。
恋人がほしくないわけじゃないけれど、人づきあいが苦手、人生に消極的で、
どこかあか抜けしない屈折した大柄なケイトに、エマ・トンプソン。
ダスティン・ホフマンにエマ・トンプソンですよ。
2人でオスカー何本持ってるんだ? 合わせて何回アカデミー賞にノミネートされているんだ?
(↓最後↓に2人の受賞歴を書き出しておきました)
このUSAとUKを代表する2大オスカー俳優の本格的な共演作は、
中年男女のちょっと不器用で、淡くて渋いラブストーリーだ。
とにかく、2人の演技が、うまい。
圧倒的にうまいんじゃなくて、この作品では、さり気なく、きめ細やかに、うまい。
恋に消極的なケイトの心を開こうとストーカーまがいに付きまとうハーヴェイ。
ケイリー・グラントとデボラ・カーの『めぐり逢い』を思い起こさせるようなすれ違いもある。
そんなやりとりから生じる、かすかな感情の表現が、素晴らしく、うまい。

夢を信じるほど若くはないが、すべてをあきらめるにはまだ早過ぎる。
そんな人生の折り返し地点を過ぎた男女の、
ほろ苦く、心温まるふれあいとロマンスが、しっとりと描かれていく。
テムズ川南岸の散歩道やナショナル・シアターなど、
ロンドンの美しい秋の風景とともに、胸に沁みてくるのは、人生の豊かさ、繊細さ。
生き方に戸惑う大人たちに、一歩踏み出す勇気を与えてくれる、
滋味に富んだ、愛すべき作品。
R40指定だけどね。
【受賞歴】(モレありだと思う)
ダスティン・ホフマン(73歳/165cm)←年齢びっくり!!
◎アカデミー賞
1979年度 主演男優賞 『クレイマー、クレイマー』
1989年度 主演男優賞 『レインマン』
◎ゴールデングローブ賞
1967年度 有望若手男優賞 『卒業』
1979年度 主演男優賞(ドラマ部門) 『クレイマー、クレイマー』
1982年度 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門) 『トッツィー』
1988年度 主演男優賞(ドラマ部門) 『レインマン』
◎ヴェネツィア国際映画祭
1996年度 金獅子賞・特別功労賞
◎ベルリン国際映画祭
1989年度 金熊名誉賞
エマ・トンプソン(51歳/172cm)
◎アカデミー賞
1992年度 主演女優賞 『ハワーズ・エンド』
1993年度 助演女優賞 『父の祈りを』
1995年度 脚本賞受賞 『いつか晴れた日に』
◎英国アカデミー賞
1992年度 主演女優賞 『ハワーズ・エンド』
1995年度 主演女優賞 『いつか晴れた日に』
◎ゴールデングローブ賞
1992年度 主演女優賞(ドラマ部門) 『ハワーズ・エンド』
1995年度 脚本賞受賞 『いつか晴れた日に』
★『新しい人生のはじめかた』で第66回ゴールデングローブ賞
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされている。
by kzofigo | 2010-12-24 17:20 | ムービービーム























