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ドゥビ、ドゥビ、ドゥービー!     

Doobie Brothers 「World Gone Crazy」


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  ▲オリジナル盤(国内・通常盤)ジャケ写


あれは、忘れようとしても思い出せない、1970年代。

USAウェストコースト・ロックと言えば俺たちだぜっていうシンボリック・バンドの座を、

イーグルスと折半していたと言っても過言ではなくなくない?…のドゥービー・ブラザーズ。

結成40周年を記念した新譜は、10年ぶりのオリジナル・アルバム。

(そんなに間を空けて記念盤と言えるのか?)


プロデューサーは、70年代に彼らの作品を手がけた、盟友テッド・テンプルマン。

後期ドゥービーのキーマンだったマイケル・マクドナルドは「ゲスト参加」。

(1979年の『What a fool believes』は名曲中の名曲中の名曲だ)

相変わらずソフトでソウルフルな耳ざわりのいいヴォーカルを聴かせてくれる。

ウィーリー・ネルソンをはじめ客演ミュージシャンもけっこう豪華だぜ。


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                ▲初回限定盤。イーグルスじゃないってば!


01.明るく爽やかなサウンドに乗せた現代社会へのメッセージ「A BRIGHTER DAY」

02.70年代のアルバムに収録されていても違和感がないようなR&R「CHATEAU」

03.『ドゥービー・ブラザーズ・ファースト』1曲目を40年ぶりに再録音した「NOBODY」

04.美しいハーモニーとストレートなリズムに乗ったアメリカン・ロック「WORLD GONE CRAZY」

05.アルペジオが印象的な旅立ちへの勇気をたたえる「FAR FROM HOME」

06.ブギ・タイプのロックンロール「YOUNG MAN S GAME」

07.マイケル・マクドナルドがソウルフルなヴォーカルを聴かせる「DON'T SAY GOODBYE」

08.ドブロ・ギターのソロが効いたブルージーな「MY BABY」

09.「Long Train Runnnin’」のギターリフを彷彿とさせるラテン・チューン「OLD JUAREZ」

10.ウィリー・ネルソンがゲスト参加。歌詞がグッとくる「I KNOW WE WON」

11.アーシーでブルージーな「LAW DOGS」

◎ボーナス・トラック

12.優しさに満ちたサウンドが心に沁みるアコースティックなバラード「LITTLE PRAYER」

13.後期ドゥービーを思わせるR&Bテイストに満ちたナンバー「NEW YORK DREAM」





ほか全15曲、トム・ジョンストン期の野性味あふれる切れのいいギターサウンドと

マイケル・マクドナルド期の洗練されたAORサウンドの両方を受け継ぎ、

ドゥービーならではのメロディとハーモニーがみごとに融合。

ドゥービー節がぎっしりの痛快作、新旧ファンを喜ばせる絶妙の仕上がりになっている。


すべての旧メンバーを含め、

トム・ジョンストン、パット・シモンズ、ジョン・マクフィー、マイケル・ホサックの

還暦を過ぎても衰え知らずのロック魂に乾杯!



◆通常盤2520円/初回限定盤(DVD付)3780円

by kzofigo | 2010-12-22 14:35 | ミュージック・ブック