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12月のムービービーム【3】     

『ミラーズ2』

2003年公開の韓国ホラー映画 『鏡の中に』 をもとにした前作の続編だけど、DVDスルーなんだな(劇場公開なし)。キーファー・サザーランド主演で多少のメジャー感はあったものの、お粗末な内容だった、あんな 『ミラーズ』 より、さらにひどいB級ホラーに成り下がり。観るべきものは、鏡のなかから悪さをするエレノアの、姉さんエリザベス(エマニュエル・ヴォージエ)の美貌くらい。ごっついベタなスプラッター・シーンがてんこ盛りなので、そっち系のマニアにはいいかも。
おすすめ度★☆☆☆☆

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『ソルト』

ハリウッドで「アクション女優」という領域を、孤軍奮闘、開拓し続けているアンジェリーナ・ジョリーが、二重スパイの容疑をかけられたCIAエージェントを演じるアクション・サスペンス。アンジェリーナ・ジョリーの七変化は確かに楽しいが、スパイ映画として稚拙きわまりない。男でも難易度が超高いアクションをこなしてしまうアンジー。それもそのはず、もともとソルト役はトム・クルーズに決まってたのを、トムが降りたため代役がアンジーに。脚本をアンジー向きに書き替えたのはいいが、物語全体の骨子そのものが甘すぎ。アクションのかっこよさも 『トゥームレイダー』 シリーズや 『ウォンテッド』 に譲ると思った。『ジェイソン・ボーン』 シリーズのスタッフに総とっかえして、マット・デイモンで観たかったっす。★★☆☆☆

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『純喫茶磯辺』

感想を書く気にもなれない…えーと、監督・脚本・編集の吉田恵輔は塚本晋也の下で制作に携わっていたというが、それなら塚本作品のように、世界が「唯一」と認めるような世界観を提示して、何がしかのインパクトを日本映画界に与えるものしか作るな。プロデューサー諸氏へ…仲里依紗に嵐・二宮和也と同じ演技をさせ、もうウンザリだが宮迫博之や近藤春菜といったお笑い芸人の個性をいまだに信じ、画面の引き締め役としてミッキー・カーチスに頼り切り、麻生久美子のキャリアを汚す…こういう映画は企画段階で握り潰せ。唯一の救いは濱田マリだ。『血と骨』 でもそうだったが“日陰の女”を演じる彼女は魅力的だ。で、星ひとつ。★☆☆☆☆

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『ドニー・ダーコ2』

出ましたね。世界で「唯一」って、こういうこと。まあ、この映画の場合「不条理」だけど。でも、ケン・ラッセルやデヴィッド・リンチの域に達している部分もチラホラあり、及第レベルは超えてると思う。第1作を観てないので、理解度は低いだろうけど、「理解する」ような映画でもないしね。ストーリーが予測不可能なリバース・ムービーとして十分に楽しめた。『ザ・リング』 で貞子にあたるサマラ役をやってた主演のデイヴィ・チェイスが 『金メダルへのターン!』 の青木英美みたいに色っぽくなって、彼女を見ているだけでもOK。 個人的には、村上春樹の、たとえば 『レキシントンの幽霊』 に収載されている短編を映像化した印象。ウサギ男も出てくるしね。第1作を観なきゃ。★★★☆☆

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by kzofigo | 2010-12-07 17:18 | ムービービーム