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さよなら、ヨーコさん     

「King Family」50%OFFセールの初日に行って来た。
年に1度のビッグイベントなので客がべらぼうに多い。

レジが1台しかないので、レジ待ちで長蛇の列。
1時間半ほど並んだ。あしたあたり腰にきそうだ。

自宅を出たのは1時過ぎ。帰りは夕方になってしまった。
日没前の陽光に映える西の空に見とれていた。
気持ちがほっと和らぐ美しさだ。


自宅へ帰ってパソコンを開いたら、佐野洋子さん逝去のトピックスが…


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娘が1歳と数か月の頃、保育園に迎えに行って、
うちへ帰って、一緒に「おかあさんといっしょ」を見ていた。

「てれび絵本」が始まった。

高慢なねこが、何度も何度も違った人生を生きる話だった。
ねこが最後の人生を全うしたあと、僕はボロボロに泣いていた。

次の日、その絵本、『100万回生きたねこ』を買った。
娘の手垢にまみれたその絵本は、いまも僕の部屋の本棚にある。


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第1刷発行は1977年10月20日。僕が浪人のときだ。
持ってるのは1995年5月19日発行の第56刷。

佐野洋子さんが書くエッセイも好きだ。
僕の好きなタイプの文体で、話の見方やすすめ方にも共感を覚える。

何度か佐野洋子さんのエッセイをオセラで紹介する本の候補に入れたけど、
担当編集者のみなさんの賛同を得ることはできなかった。

今号のオセラでは、すごく残念でならないけれど、
追悼の意味を込めて、佐野洋子さんのエッセイをノミネートしておこう。

とにかく『100万回生きたねこ』に出合えたことは、僕の人生のなかで大事件だった。
思慮の深いところにまで届き、人生観や死生観に大きな一撃を与えてくれた絵本。



佐野洋子さん、ありがとうございました。

安らかにおねむりください。



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              ねこは もう, けっして 生きかえりませんでした。

by kzofigo | 2010-11-05 18:26 | マイ・ライフ