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さよなら、モッキンポット師     

小説家で劇作家・放送作家の井上ひさし氏が肺がんで旅立たれた。75歳だった。

遅筆堂(ちひつどう)のペンネームからも分かるように、芝居の初日なっても台本が上がらず、
公演が延期になるニュースを何度も新聞紙上で読んだ。

僕は必要に迫られないと本を読まないので、『青葉繁れる』 や 『ドン松五郎の生活』、
『吉里吉里人』 も読んでいない。

でも、石坂浩二主演でテレビドラマ化された 『モッキンポット師の後始末』 は、
ドラマが非常に面白かったので、当時中学生だったと思うけど、単行本を買って読んだ。
長いこと持ってたんだけど、食いぶち稼ぎで古本屋に売ってしまい、いまはない。

装丁が黒田征太郎で、派手だったから本棚に置いていてもひと目で分かった。
ネットで探したら画像があった。これ、これ、これだ。


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井上ひさし氏の自伝的ユーモア小説で、カトリック学生寮の悪童3人組が悪さばかり仕出かし、
なぜか関西弁で毒舌のフランス人神父モッキンポット師が毎回、後始末をしていく物語。
ドラマでは故・大泉滉氏がモッキンポット師を演じていた。
面白くて、やがてしんみり…そんな青春ユーモア小説の佳作だと思う。


▼文庫本で手に入ります。(アマゾンでも入手可)
http://www.bk1.jp/product/00872628


  ▼ウルトラマンA出演の大泉滉氏。父親は日露混血の特異なアナキスト作家・大泉黒石
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KANは及第。


天才OTは出会った頃、井上ひさしに似ていると評判だった。
本人も自覚していたようで、井上ひさし作品を愛読していた。

3月17日のブログで「ひょっこりひょうたん島」の話題を取り上げたけど、
何かの因縁だったのだろうか。

子どもの頃に観た 『ひょっこりひょうたん島』 や 『ネコジャラ市の11人』 では
楽しませてもらいました。ありがとうございました。

僕らはもう、あなたと井上靖氏を間違えたりしません。

天国に召された井上ひさし氏がOTと出会い、『ブンとフン』 や 『手鎖心中(てぐさりしんじゅう)』 や
『新東海道五十三次』 その他について語り合い、談笑できたら、どんなにかいいだろう。



井上ひさし氏のご冥福を心からお祈り申し上げます。

by kzofigo | 2010-04-11 16:26 | マイ・ライフ