今日は、うどんの日
数日前、OTのお母さんから手紙が届いた。
文章のほとんどが、悲しい、寂しい、苦しいで締めくくられていた。
最初はきちんとしていた字が、だんだん崩れていって、最後のほうは激しく乱れている。
泣きながら書いているのが伝わってきて、胸が締め付けられそうだった。
OTの家で飼っていた11歳の愛犬コロが1月に亡くなったそうだ。
いつものようにお母さんが散歩に連れて出た。
途中で何か落ちていた物をコロが食べたらしい。
家へ帰ると、散歩のあとでも元気に走り回るコロが、体を横たえてしまった。
お母さんが毛布を敷いてやり、その上にコロを寝かせ、
口のまわりが食べたもので汚れていたから拭いてやった。
コロは3回大きくあくびをすると、そのまま息を引き取った。
息子を亡くしてからコロが少なからず折れた心の支えになっていたから、
両親はなおさら悲しみが募って苦しい日々を過ごしている。
そんな両親に僕らは一体何ができるのだろう。
僕ら自身にとって、OTの死はまだ宙ぶらりんのままだというのに。
これを書いてる今も涙が止まらない。
OTのことを思うと、悲しくて、寂しくて、苦しくて、やりきれない。
誰かがこんなことを言っていた。
親を亡くすのは過去を失くすこと。
伴侶を亡くすのは現在を失くすこと。
子どもを亡くすのは未来を失くすこと。
でも、OTの両親は息子を亡くして、
現在・過去・未来の全部を失くしたように見えるのが辛い。
OTが亡くなる11日前の9月29日、買い物に付き合ったあと、
正面玄関から病院の中へ入っていく後ろ姿、僕の見たOTの最後の姿が、
鮮明によみがえる。
息子が寂しいからコロを連れていったのだろう。
お母さんはそう思っている。僕らもそう思う。
OTほど両親と一緒に旅行や食事に行く息子もめずらしかった。
息子が思い出をいっぱい残してくれたことを、お母さんはありがたいと思っている。
今日はOTが逝って4回目の月命日だ。
お母さんは僕らに息子が大好きだった「うどん」を食べてやってほしいと望んでいる。
だから、毎月10日は「うどんの日」なのだ。
みんな、今日はうどんを食べてOTのことを偲ぼう。
OTを知らないあなたも、もしよければ、うどんを食べてくれませんか。
うどんを食べて「おいしい」と感じたら、
その気持ちの前で、OTはきっとほほ笑んでいると思うから。
文章のほとんどが、悲しい、寂しい、苦しいで締めくくられていた。
最初はきちんとしていた字が、だんだん崩れていって、最後のほうは激しく乱れている。
泣きながら書いているのが伝わってきて、胸が締め付けられそうだった。
OTの家で飼っていた11歳の愛犬コロが1月に亡くなったそうだ。
いつものようにお母さんが散歩に連れて出た。
途中で何か落ちていた物をコロが食べたらしい。
家へ帰ると、散歩のあとでも元気に走り回るコロが、体を横たえてしまった。
お母さんが毛布を敷いてやり、その上にコロを寝かせ、
口のまわりが食べたもので汚れていたから拭いてやった。
コロは3回大きくあくびをすると、そのまま息を引き取った。
息子を亡くしてからコロが少なからず折れた心の支えになっていたから、
両親はなおさら悲しみが募って苦しい日々を過ごしている。
そんな両親に僕らは一体何ができるのだろう。
僕ら自身にとって、OTの死はまだ宙ぶらりんのままだというのに。
これを書いてる今も涙が止まらない。
OTのことを思うと、悲しくて、寂しくて、苦しくて、やりきれない。
誰かがこんなことを言っていた。
親を亡くすのは過去を失くすこと。
伴侶を亡くすのは現在を失くすこと。
子どもを亡くすのは未来を失くすこと。
でも、OTの両親は息子を亡くして、
現在・過去・未来の全部を失くしたように見えるのが辛い。
OTが亡くなる11日前の9月29日、買い物に付き合ったあと、
正面玄関から病院の中へ入っていく後ろ姿、僕の見たOTの最後の姿が、
鮮明によみがえる。
息子が寂しいからコロを連れていったのだろう。
お母さんはそう思っている。僕らもそう思う。
OTほど両親と一緒に旅行や食事に行く息子もめずらしかった。
息子が思い出をいっぱい残してくれたことを、お母さんはありがたいと思っている。
今日はOTが逝って4回目の月命日だ。
お母さんは僕らに息子が大好きだった「うどん」を食べてやってほしいと望んでいる。
だから、毎月10日は「うどんの日」なのだ。
みんな、今日はうどんを食べてOTのことを偲ぼう。
OTを知らないあなたも、もしよければ、うどんを食べてくれませんか。
うどんを食べて「おいしい」と感じたら、
その気持ちの前で、OTはきっとほほ笑んでいると思うから。
by kzofigo | 2010-02-10 01:55 | 家族の友