女子フィギュアに伏兵現る!?

フィギュアスケート全米選手権・女子で、16歳の長州未来が2位に入り、
バンクーバー冬季五輪の米国代表に決まった。

「ちょうしゅう」じゃないよ、「ながす・みらい」。米国名は、Mirai Aileen Nagasu。
両親は日本人で、LAで寿司屋を営んでいる。アメリカと日本両国の国籍を持ち国籍留保する。
この「国籍留保」、調べてみたけど、よく分からないんで、スルーするー。


　　　　　　　　　　　　（写真：AP）


ショートプログラムで首位に立った彼女は、フリーでも3位の演技で合計188・78点。
200・11点で初優勝したレイチェル・フラットとともに初の五輪切符を手にした。


YOU TUBEで全米選手権のフリー演技を見た。
16歳ながら、体格は3歳上の浅田真央やキム・ヨナと比べてもそん色ない。

持ち味は、写真のとおり体の柔らかさ。スパイラルとスピンはすでにトップクラスの域。
また、長い手足を生かした大きな演技も特長だ。
とくにビールマン・スピンは素晴らしい。イナバウアーもこなす。
ジャンプとステップは無難っていう感じ。

ひとつひとつの演技が独立しちゃってるのを矯正して、
スケート全体のダイナミックな流れのなかで演技ができるようになれば、
得点はもっと上がると思う。伸びしろがまだまだありそう。

今回の五輪でメダルは難しいだろう。けど、
「イチかバチかでやってやるぞという感じ。みんなをびっくりさせたい」。
このメンタルタフネスがキープできれば、2年後ぐらいに、
浅田真央やキム・ヨナたちの戦いに割ってはいる可能性は十分にあると思った。

バンクーバーでは長州未来に注目!