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クリスマスがやって来た     

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悲しい。

J-WAVE【OH! MY RADIO】(マイラジ)、
MiChi、Crystal Kayに続き、JUJUが今夜で終わりだ。
安藤裕子ねえやんと木村カエラの一夜限りの復活マイラジもよかったなあ。

【アクロス・ザ・ビュー】の頃から聴いてるもんな。
ブリグリ・トミー(川瀬智子)、スガシカオ、MISHA、YUKI・・・懐かしいな。

改編の波に真っ先に飲み込まれると思ってたロケットマン(ふかわりょう)の
【ROCKETMAN SHOW】が開始1時間早くなったのがせめてもの慰め。
でも、そのぶん小林克也の【DJ KOBY'S RADIO SHOW】が今週で終わりだ。

やっぱり悲しい。



クリちゃんは23歳。デビューが13歳なんで、今年10周年だったんだ。


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クリちゃんあるいはオッサンことCRYSTAL KAYの最終回で
【We Are The World】がかかってクリちゃんが一緒に歌ってた。

そこで驚くべき事実を初めて聞いた。

【We Are The World】のPVを観ると、あの曲をライオネル・リッチーのおっさんと共作した
マイケル・ジャクソン(MJ)がソロで2回登場するよね。
あのうち1回は、参加予定だったあるミュージシャンが来られなくなり、
その代わりにMJが歌ったんだって。

で、結果的にドタキャンしてしまった、そのミュージシャンとは・・・




プリンス!


LAで行なわれた【アメリカン・ミュージック・アウォード】の授賞式が終わり、
【USA for AFRICA】への参加オファーを受けたミュージシャンたちは
三々五々ハリウッドのレコーディング・スタジオへ。

授賞式があって、有名どころが一堂に会してないと、45人ものメジャー・ミュージシャンたちが
一晩だけ集まるなんて無理だもんね。ボランティアだし。

プリンスはアフター・ショウ・パーティに出席してからスタジオに向かう予定だったらしい。
ひょっとしたら、そのパーティでギグを一発かますつもりだったかも知れない。
自分のコンサートが終わったあとで、プリンスはシークレット・ライヴを小さな会場でやるのが
好きだったから。ギグを録音した海賊盤がいっぱい出回ってるよ。僕も3~4枚持ってる。

しかし、パーティ会場に向かう途中、プリンスのボディガードがパパラッチを殴ってしまった。
傷害事件として、プリンスもポリスで事情聴取を受けるハメに。
で、収録に間に合わなくなり、キャンセルしたっていうのが番組で語られた内容だった。

事実は違うと僕は思うね。


                ▼リバウドじゃないってば
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【USA for AFRICA】の言いだしっぺは、ハリー・ベラフォンテだった。

1984年、ブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフとウルトラヴォックスなどに在籍した
ミッジ・ユーロが、エチオピアの飢饉救済を目的としたチャリティ・シングル
【Do They Know It's Christmas?】を書いた。

【Do They Know It's Christmas?】は、英国やアイルランドのミュージシャンたちが
結集した【BAND AID】によって発表された。

この活動は、のちに【ライヴ・エイド】へと発展していく。

【Do They Know It's Christmas?】に触発されたベラフォンテが・・・誰だったかな、
ライオネル・リッチーかな・・・まあ、俺たちにもできることがあるはずだと電話したのが、
【USA for AFRICA】の始まりだ。僕はそう受け止めている。

で、プリンスだけど、大御所であるベラフォンテの顔を立てるためにオファーは受けた。
でも音楽を利用したチャリティへの参加には気が向かない。
だってプリンスがチャリティに参加したなんて話は聞いたことがないもんね。

気が向かないチャリティに出なくていいように自ら一芝居打った、というのが僕の考えだ。


それでもプリンスはUSA for AFRICAのアルバム発売とバッティングするのを避けて
この傑作アルバムのリリースをずらしたらしいね。


                ▼Around The World In A Day
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ところで、1985年のリリース当時から、僕は【We Are The World】が好きではない。
あまりに楽観的な大国主義の偽善だ、と思うからだ。
上から目線の訳詞を読んでみてほしい。

メロディメイクに長けた魔法使いのドラマチックな旋律の催眠術にかかってはいけない。
安全地帯にいる金持ちが、窮地であえぐ貧乏人に施しを与えるような内容が気に入らない。
キリスト教の教義をもとにしているが、アフリカ難民にはイスラム教信者だってたくさんいる。

ハリウッドのスタジオに集まったミュージシャンたちには、これからレコーディングする曲が
どういう意味を持つのかを理解していない者が多かったらしい。
そこで、【USA for AFRICA】にも参加したボブ・ゲルドフが、アフリカにおける困窮の様子を
懇々と説いたらしいんだ。

【USA for AFRICA】と1985年7月にフィラデルフィアで行なわれた
【ライヴ・エイド アメリカ版】をYOU TUBEで見比べてほしい。
【USA for AFRICA】に参加したミュージシャンがアメリカ・ミュージック界の
一部に過ぎないことが分かるはずだ。

結局、【We Are The World】の何に感動したかっていうと、
顔ぶれとメロディとサウンドの耳障りのよさに、だろ?





今こそあの声に耳を傾けるんだ
今こそ世界が一丸となる時だ
人々が死んでゆく
いのちのために手を貸す時がきたんだ
それはあらゆるものの中で最大の贈り物
これ以上知らん振りを続けるわけにはいかない
誰かが どこかで変化を起こさなければ
僕らはすべて神のもと 大きな家族の一員なんだ
本当さ
すべての人に必要なのは愛なんだ

僕らは仲間 僕らは神の子供たち
明るい明日を作るのは僕らの仕事
さあ今こそ始めよう
選ぶのは君だ
それは自らのいのちを救うことなんだ
本当さ 住みよい世界を作るのさ
君と僕で

心が届けば支えになってあげられる
そうすれば彼らも力強さと自由を手に入れるだろう
神が石をパンに変えて示してくれたように
僕らもみんなで救いの手をさしのべるべきなんだ

僕らは仲間 僕らは神の子供たち
明るい明日を作るのは僕らの仕事
さあ今こそ始めよう
選ぶのは君だ
それは自らのいのちを救うことなんだ
本当さ 住みよい世界を作るのさ
君と僕で

見放されてしまったら 何の希望もなくなるものさ
負けたりしないと信じることが大切なんだ
変化は必ず起こると確信しよう
僕らがひとつになって立ちあがればいいんだ

僕らは仲間 僕らは神の子供たち
明るい明日を作るのは僕らの仕事
さあ今こそ始めよう
選ぶのは君だ
それは自らのいのちを救うことなんだ
本当さ 住みよい世界を作るのさ
君と僕で



▼これが、そもそもの始まり【BAND AID】

キリスト教的立場からだけど、自分たちが何者かを分かっているし、
ミュージシャンたちが難民と同じ目線であろうとしている点で、僕はこっちが好きだ。
何より、参加したミュージシャンたちとそのファミリーが収録を楽しんでるのがいい。



クリスマスがやって来た
恐れは姿を消し
光はあふれ 暗闇はかききえる
満ち足りた世界に 歓びがこだまする

クリスマスには 武器を捨て
祈りを捧げよう
他の人々のために

楽しいクリスマスに それは難しいかも知れないけど
この窓の外にも 世界はある
荒廃した 恐怖の世界が
そこに流れる水は 悲しみの涙だけ
そこに響く鐘は 弔いを伝えるだけ
今宵 神に感謝するがいい それが私たちではなかったと

今年のクリスマス アフリカに雪は舞わない
かわりに 命こそが何ものにもまさる贈り物

(ああ) 何も育たず
雨も降らず 川も枯れ果てた
どうして分かるだろう クリスマスが来たんだと

(ここでは) 互いにグラスを合わせて乾杯し
(アフリカでは) 灼熱の太陽が押し包む
どうして分かるだろう クリスマスが来たんだと

世界に食糧を
世界に糧を
世界に命を

知らせよう クリスマスが来たんだと

世界に命を
知らせよう クリスマスがやって来たと








ところで、
1986年12月に神宮球場で【ジャパン・エイド】もあったんだよ。
ピーター・ガブリエル(ゲイブリエル)やルー・リード、ジャクソン・ブラウン、
甲斐よしひろ、ユッスー・ンドゥール、ハワード・ジョーンズたちの出演を得て。

僕はこのライヴを会場で観てたんだけど、それはまた別の話。

by kzofigo | 2009-12-24 00:30 | ミュージック・ブック