コウモリだけが知っている

一昨日の夜、1時半ぐらい。実家の6畳の間で起きたこと。

J-WAVE、坂本龍一による月に1度の「RADIO SAKAMOTO」を
ステレオイヤホンで子守唄代わりに聴いていた。

何かバタバタと音がする。番組内の効果音かと思いイヤホンを外す。
やっぱりバタバタと音がする。

雨が降ってきたのかなと思い、うっすらと目を開けた。
何か大きな蛾のような小さな鳥のような物体が部屋の中を飛び回っている。

その飛び方を見て物体が何かすぐに分かった。


コウモリだ!


びっくりしたが、この辺りに吸血コウモリはいないし、
コウモリは絶対にぶつかって来ないのいで、怖くはなかった。

「昼だよ」と思わせるために部屋の電気を付けて、
戸を開けて外に追いやろうとするが、なかなか出てくれない。

その間、コウモリの超音波飛行の凄さをまざまざと見せつけられた。
狭い6畳の間を飛び回っても、まったくぶつからないのだ。

2～3分ほどしてやっと闇夜に消えて行ってくれた。

しかし、どこから入って来たんだろう。
あるいは、どこに潜んでいたんだろう。

ひょっとして、【黄金バット】かも知れないと思い、
女の子の声色で「コウモリさん　コウモリさん　助けて」とつぶやいてみたが、
あの「高笑い」は聞こえてこなかった。

きっと、こうもり唄を歌いに来てくれたのだろうと納得し眠りについた。



◆





アニメの『黄金バット』は、よみうりテレビ系列で、
1967年（昭和42年）4月1日から1968年（昭和43年）3月23日（全52話）まで、
毎週土曜19時～19時30分、1年間にわたって放送された。

提供は大塚製薬だ。

この、「よみうりテレビ・土曜日19:00台・大塚製薬提供枠」の前番組は、
『武田信玄（ドラマ）』らしいが、まったく覚えていない。
次の番組を覚えていない50歳前後の元少年はいないだろう。

『巨人の星』だからだ。

しかし、『巨人の星』の前番組が『黄金バット』だったとは、まったく覚えていなかった。


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黄金バットの「高笑い」が子どもの時から得意だった。
やりすぎると酸欠になるので注意！