引越しだよ 人生は

いつまで引越しの話で引っ張るつもりなんだ？

今日は【引越しのサカイ】が来る日。
起きると、体が鉛のように重い。久々にヘヴィーなうつだ。
降りそうで降らない、どっちつかずの天気が、大きく関与している可能性大。
引越しの疲れが溜まってるのもあるかも。

坑うつ剤とトランキライザーを服用して寝ていたら、天気の安定とともに気分がアガッてきた。
よかった。よかった。

引越しのサカイ、兄さん3人チームの働きぶりには感心した。
「速い・上手い・安い」うえに「明るい・礼儀正しい・トークが利く」の素晴らしさ。
そして、プロ意識が高い。サービスの何たるかを心得ている。

13回の引越し経験のなかでベストチームだと思う。

リーダー兄さんは新居から見える旧国道2号線沿いの食べ物屋を制覇していて、
各店の極上隠れメニューを教えてくれた。


ありがとう! 世界のサカイ!



　　▼この夕焼けは、すでに僕のもの


　　携帯カメラでは、如何せん被写体のそのまんまを再現できないな。
　　そうだ、EOS Kissで撮ることにしよう。


◆


『僕の生きる道』に出てくる名台詞のなかで、最もポピュラーなのは、中村先生のこれだろう。

「ここに、一冊の本があります。この本の持ち主は、この本を読みたいと思ったので、買いました。しかし、今度読もうと思いつつ、すでに一年が経ちました。この本の持ち主は、これを読む時間がなかったのでしょうか。いえ、たぶん違います。読もうとしなかった。それだけです。そのことに気づかない限り、五年経っても十年経っても、持ち主が、この本を読むことはないでしょう」

僕の本棚には、そういう本だらけだ。
そのなかから「これは絶対に読まないな」という確信のあるものをセレクトして、
ブックオフに持って行った。1,000円ちょっとになった。
その金で『僕生き』ノベライズの文庫を買った。


　　▼なんてシンプルな装丁なんだ（ノベライズは小泉すみれ）


矢田亜希子による「解説」を読んで、
秀雄が息を引き取るシーンの撮影に8時間を要したことを知った。

無難に生きてきた28年間を後悔していた秀雄が、死を目前にして、
その28年間を愛おしく感じるようになる。

「僕は、余命一年と知った時、それまでの二十八年間の人生を後悔しました…中略…でも、今では、後悔したはずの二十八年間が、とても愛おしく感じます。ダメな人生だったんですけど、とても愛おしいです」

橋部敦子が書く台詞には、心の機微を細かく拾った、実感がこもっている。


◆


　　▼左：たむらぱん　右：佐藤帆乃佳（aluto）


綺麗なソリスト姉さんが好きな僕は、ただいま、J-WAVE水曜深夜2：00からの
MUSIC WONDERLANDで、DJのたむらぱんにヴァイオリンを教えている
【佐藤帆乃佳】と、彼女の【声】に惚れている。ほのか。いい名前。

管楽器リペア師がダメな場合は、チェリストをめざそうかな。