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ダリダって、だりだ?     

山口や九州で痛ましい災害をもたらした長雨がやんで、
今日は午前中から日が射し、夏の暑さが戻ってきた。



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オセラ41号の記事執筆に入っている。隔月だから年6回の発行で次が42号。
創刊号から書いてるんで丸7年お世話になってることになる。
今号は胸がわくわくするようなアイテムが複数あって、通常20本のところ、
イレギュラーな22本の記事を書き上げる予定。昨日で9本の初稿が終わった。
まだまだ先は長いけど、気分は充実してる。



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24日(金)19:00からあったNHK広島局制作の1時間ドラマ『火の魚』、見ごたえがあった。
瀬戸内の島を舞台に、老作家(原田芳雄)と若い編集者(尾野真千子)が、
ぶつかりあい、いたわりあって過ごしたひと夏を描いたもの。

原作は室生犀星。脚本がいいなあと思う。
『ジョゼと虎と魚たち』(2003)、『メゾン・ド・ヒミコ』(2005)、『天然コケッコー』(2007)の
渡辺あやと知って、なるほどと納得。この人はダイアローグ(台詞)が抜群にうまい。
『火の魚』でも、台詞で心の機微を繊細に描き出していた。

広島局にこれだけのドラマを作られて、岡山局はくやしくないのか?
頑張れNHK岡山局!



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小林克也の2つのFM番組が面白い。(厳密に言うと3つだけどね)

◎まずJ-WAVEの【DJ KORBY'S RADIO SHOW】毎週土曜日25:00~26:00

次の世代に受け継がれるべき音楽遺産を、小林克也がアーカイブする。
その切り口と、未曾有の知識による解説が、半端じゃなく面白い。
タイトルの例を挙げると、こんな感じ。

「忌野清志郎が愛した音楽たち」(6/19)
「ブライアン・イーノ・ワークス」(6/27)
「音楽で綴る、雨月物語」(7/4)
「3ピースバンド~3人集まればバンドが出来る」(8/1予定)
「ウッドストック40周年 69年の呪縛」(8/15予定)

一番萌えたのは「時に、女優さんの歌のほうが、プロよりその気にさせる」かな。
これがセットリスト。

01. Amma Mia / Meryl Streep
02. The River Of No Return / Marilyn Monroe
03. Manbo Bacan / Sophia Loren
04. Sixteen Reasons / Connie Stevens
05. Lili Marlene / Marlene Dietrich
06. Bye Bye Birdie / Ann-Margret
07. Moon River / Audrey Hepburn
08. My Funny Valentine / Michelle Pfeiffer
09. Sparkling Diamonds / Nicoke Kidman
10. What If / Kate Winslet
11. As Tears Go By / Marianne Faithfull
12. Hot Kiss / Juliette&The Licks
13. Bette Davis Eyes / Gwyneth Paltrow
14. Falling Down / Scarlett Johansson
15. Somethin' Stupid / Robbie Williams & Nicoke Kidman

ちゃんとMarianne Faithfull入ってるのが、
しかも曲が「As Tears Go By」であるところが素晴らしい。


            ▼若き日のマリアンヌ。峰不二子のモデルだよ
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◎次に毎週土曜日15:00~16:00にJFN系列で続けてオンエアされる2つの生番組。

【TOYOTA SOUND IN MY LIFE】は、毎週ゲストを迎えて、
そのゲストのターニングポイントとなった年にフラッシュバック。
その時代に刻まれた音楽、カルチャーのつながりと「ゲストのライフスタイル」を
トヨタの提供だけにドライブしていく内容。
これは選曲が凄い。まったく小林克也の趣味でチョイスされる。
時にはゲストの知らない曲がかかったりする。

続く【MUSIC APARTMENT】は、同じゲストと「音楽」を通じていろんな企画で遊ぶ趣向。
生演奏やイントロクイズ、詩の朗読などなど、どんな遊びがくり広げられるかは、
生放送だけにオンエアが始まってみないと分からない。
ゲストが断っても仕方ないような企画を小林克也のキャリアを武器に
やらせてしまうところがラジカル。聴いてるこっちがヒヤヒヤすることもある。

馬場俊英がゲストの時は、ジョン・レノンのファンと聴いて、
じゃあヴォーカル・トラックの音を落として流すから1曲歌ってくれと。
で、流れた曲が「Jealous Guy」。馬場俊英はこの感情移入がめちゃ難しい曲を泣く泣く歌ってた。

天才OTがファンの女子アナ・島ひとみと名前がまぎらわしい島谷ひとみがゲストのときは、
1973年に日本でも大ヒットしたダリダ&アラン・ドロンの「甘い囁き(パローレ・パローレ)」を、
小林克也が手書きの訳詞を島谷に渡し、2人で甘く囁きあった。
島谷ひとみは「実は昨日、初めて朗読をしたばかりでいい勉強になりました」と言っていたが、
その“読み”はひどいものだった。


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ただ、ガードが固いavexの中でも、とりわけイメージのキープに神経質な島谷ひとみが、
広島県福山市出身の小林克也に「広島だよね?」と聞かれ、「呉です」と明かし、
小林の「呉っていうと…」に続いて「怖いっていうイメージありますよね(笑)」と、
島谷ひとみの素の一端が垣間見れたという点で、快挙だった。

また本降りのすごい雨になっちゃったよー


パローレ、パローレ

by kzofigo | 2009-07-26 13:54 | マイ・ライフ