かまきり夫人

まったくカマキリと思い込んで書いてるけど、よく見たら前足がカマじゃないや。
これはきっとバッタの一種だ。でーも、書き換えるのが面倒くさいので、
カマキリということで穏便に済ませてくだせえ。




夏だなあ。

網戸に昆虫界の捕食王が遊びに来ていた。
僕はだいたいの昆虫はOKだけど、でかいクモ・ムカデ・ゲジゲジといった
節足の特徴が強いのは苦手だ。

初めてジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』を観たとき、
人間に寄生した物体が頭から足を伸ばして、
頭を胴体にした節足動物みたいに暴れるシーンでは、腰が抜けそうになった。

カマキリも節足感が強いけど、バッタ類と同様に、平気だ。引っ掻かれると痛いけど。
カマキリはエサがないときや、交尾の時に捕食をする昆虫として有名だ。
交尾中にメスに食べられるオスの恍惚を味わってみたい気もする。
相手が五月みどりカマキリなら言うことないっす。




この前、たまたま「リンカーン」を見ていたら、
生き物をケースからケースへ素手で移すゲームをやっていた。

大きな幼虫、わりと大きな緑のカエル、それから毒のないヘビを首に巻く…松っちゃんはじめ、
ほとんどのメンバーがゴキブリを見つけたときの女みたいにギャーギャーと拒んでいた。
まあ、みんなが平気で出来ちゃったら、番組にならないけどね。
都会に長く住んでると、人間、ヤワになっちまうんだろうか。

退治したゴキブリをハエたたきに乗せて捨てたと天才OTに言ったら、

ゴキブリぐれー、素手でつかめんと、
どーするんならー！

野生児というか野蛮児というか…僕はティッシュでじゃないと無理だ。

アルバムタイトルにカマキリが入ったDonald Fagen『KAMAKIRIAD』の
動画を探したけどカヴァーしかなかった。




Donald Fagenのソロといえば『The Nightfly』（1982）だけど、
『KAMAKIRIAD』（1993）もなかなかいいよ。

代わりに、Steely Danの代表曲に触発されたオリジナルのフォトモンタージュに乗せて
何本かアップしてる投稿者の動画から、名曲『Peg』を。