歓喜！ファジアーノ、J2初勝利！・・・

桃太郎スタジアムへJ2第11節【ファジアーノ岡山VSアビスパ福岡】戦を見に行って来た。

駐車場の空きを待っているとき、前の車が福岡ナンバー。おお！車で遠路はるばるか、リキが入ってるなあ。と感心したが、岡山在住の福岡出身者だけなのかも。


　　▲GATE10で応援していると心が開放される。バックスタンドの応援団ではないサポーターの
　　熱気が以前とはまるっきり違う。


スタンドを見渡してみて、客層の微妙な変化に気付いた。伴侶が定年退職したと見受けられる初老のカップルや白人系の外国人が増えている。バッチリとメイクをした女子高生もちらほら。


　　▲Jリーグ「百年構想」のメッセンジャー、Mr.ピッチが来場。身長180センチ、スリーサイズは
　　上から200・200・200、血液型はＪ型だ。（見えにくいので写真を拡大して見てね）


アビスパは最終ラインからボールを前線に放り込む単調な攻めが目立ったが、時おり見せるパスワークには、さすがと思わせるセンスがある。ボールをリリースした選手の動きが効果的で鋭い。パスやクロスの精度ではファジを上回っていた。

ファジは、ロングボールの空中戦に付き合ってしまう場面があるものの、寄せが速い。献身的にボールを追いかける姿勢が貫かれていて、勝利への執念が豊富な運動量にあらわれていた。ファジは大部分のチームと比べて体格的に劣っている。運動量、プレス、攻守の切り替えは、ファジアーノ・サッカーの生命線だろう。

前半は実力伯仲といった展開の中で、何度か決定的なシーンがあった。そのチャンスで喜山康平がよく決めてくれた。終盤は自陣で守勢いっぽう。しかし、アビスパのFKやCKのクロス、ロングボール、ラストパスと、これでもかとくり出されるシュートを、GK真子秀徳のファインセーブとDFたちの落ち着いた対処でよく食い止めた。

右サイドを起点にして果敢に仕掛ける妹尾隆佑の、川原周剛の不在を埋めるハツラツとした働きも光った。


　　▲メインスタンド最前列で選手を（ボールボーイかも？）見つめる女子高生。


喜山康平のゴールが決まると、サポーターたちが立ち上がり、手を突き上げ、拍手と歓声を送っていた。僕も初めて飛び上がって喜んだ。これまでなかったことだ。得点シーンの瞬間、スタジアムは今までで最高の一体感に包まれた。


　　▲中学生のサッカー部とみられる団体がかたまって観戦。なぜか、拍手もせず声援も送らず、
　　　じーっと静観していた。教育の一環だったのだろうか。


　　▲年季の入ったアビスパ福岡の応援団。


アビスパ応援団の「俺たちゃ伊達に長年Jをやってるわけじゃないぜ」的な佇まいに、「ああ、俺たちはJに来たんだ」っていう実感をひしひしと感じさせてもらった。


　　▲ホームで果たしたJ2初勝利に沸くバックスタンドのサポーターたち。


前半に訪れた好機を確実にモノにし、それを攻めながら全員で守り切る。

ナイス完封！ナイスゲーム！

観客にあいさつするファジの選手たちが誇らしかった。この1勝でファジアーノの選手たちもサポーターも本当の意味で【 J 】の一員になれたような気がする。喜山選手もインタビューで言っていたが、まだ1勝もしていないチーム状態なのに、観客数5708人は本当によく入ったと思う。


◎会場：岡山　桃太郎スタジアム 4/29 19:03 K.O.

ファジアーノ岡山 1 - 0 アビスパ福岡

　　　　　　　喜山康平 31'


順位 　　チーム名 　　　　勝点 　
1. セレッソ大阪 　　　　　26
2. 湘南ベルマーレ 　　　25
3. ヴァンフォーレ甲府 　24
4. ベガルタ仙台 　　　　　22
5. 水戸ホーリーホック 　20
6. 徳島ヴォルティス 　　18
7. コンサドーレ札幌 　　　17
8. ザスパ草津 　　　　　　16
9. アビスパ福岡 　　　　　14
10. ロアッソ熊本 　　　　14
11. カターレ富山 　　　　13
12. 東京ヴェルディ 　　　13
13. 愛媛FC 　　　　　　　12
14. サガン鳥栖 　　　　　12
15. ファジアーノ岡山 　　8
16. FC岐阜 　　　　　　　　8
17. 栃木SC 　　　　　　　　7
18. 横浜FC 　　　　　　　　6


15位に躍進だ!