All My Loving
12日の金曜日、岡山市内のWHITE STONE TOWNに行って来た。
古着屋K.F.で会員対象のバーゲンセールがあったのだ。
え? WHITE STONE?
矢吹丈が「WHITE STONEのお嬢さん」て言うだろ?
「なっちゃこパック」で野沢那智の相手をしてたWHITE STONE冬美とかさ。
それじゃあ近頃の若い衆にゃあ通りませんぜ。
そうかなあ。じゃあ誰ならいいのさ。
そうさねえ。
「美帆!抱いて進ぜよう」
これでござんしょう。
おお!「スパサカ」の元アシスタントを忘れてた!
ところで、あんた誰? あれ、もういないや。
えーと、K.F.は客の購買欲を喚起する「お得テイスト」ばっちりのバーゲンを心得ていて、
とくに買うべきものがなくても、つい足が勝手に向いてしまうのだ。
今回は「まとめ買いセール」。
2着以下なら20%OFF、3着で30%OFF、4着で40%OFF、5着以上で50%OFF
・・・・と、買えば買うほど「最大半額」になる塩梅じゃ、梅安さん。ほほ~
香港製のツギハギ8ポケットジーンズ実はバーゲン前に視察したのだ。はやる気持ちを抑えられず。あらかじめ買う商品の目星をつけておく狙いもあるけど、ただ古着をチェックするのが楽しくて仕方ないんだな。心をくすぐる商品があっても、バーゲンまで我慢、がまん。でも、値引コーナーの品はバーゲンの対象にならないんで、買ってもいいんだよ。で、そのときに買ったジーンズが、これ。リメイクじゃないね。何本ものジーンズのパーツをツギハギして作った新品だと思う。今や古着だけど。ポケットを数えたら8個もあった! 股上33cmと長し。股下は86cmで普通。腰ばきしたら、裾があまりまくるけどね。それもよし。はき心地よし。「78」って大学の学籍番号の頭2桁で縁起よし。50%OFF商品で490円。安し。
さて、バーゲン当日は、自分でも信じられないけど、
朝10時半に実家を出て、10時開店のK.F.へ11時に到着。
予想はしていたけど、店の隣にあるスーパーの駐車場を含め車は満車状態。
レジもすでに長蛇の列で、並ぶ覚悟を決めて、視察して前もって決めていた以外の品を、
ゆっくり選んで楽しんだよー
以下、ゲットした品々。
インド製・手作りパッチワーク・ウエスタンネルシャツ1480円
視察のとき、これが真っ先に目に飛び込んできた。色使いがかわいくてそそられる。色目使いもそそられる。パッチワークの申し子といえばインド綿。パンチワークのもう死語といえば寸止め? ウエスタンシャツって、刺しゅうや両胸の変りポケット、両肩の切り替え部分など、デザインが凝っていてスポーティで、しかも派手だから、好きだ。一番の特徴は押してパチンと留めるスナップボタンだよね。カウボーイが落馬したとき、シャツが引っ掛かっても、簡単に脱げるようにということらしいよ、武豊くん。
Right-on 混毛セーター580円
アクリル56%、ナイロン22%、モヘヤ20%、ポリウレタン2%・・・・限りなく化繊で編まれたニット。もはや、モヘヤだけが頼り。モヘヤって、一般的にはトルコ、北アメリカ、西アジア、南アフリカなどに生育するアンゴラ山羊の毛のことなんだって。カシミヤも山羊だ。やわらかくて軽いので、モコモコ重いウールより好き。ウールはヒツジだ。ユキちゃんは山羊だ。本体や袖が地味でも、これみたいにゴム編み部分がかわいいと、買ってあげたくなる僕なのさ。
(ハ)ユキちゃん、ペーターがセーター着てるよ!アハハ!
ポリエステル100%70年代プリントシャツ 980円
年上の女(ひと)はシルクの手触り~♪ (「未完成」 by Go)で名高い絹ずれタッチを疑似体験できるポリやレーヨンのシャツは萌えるさ。60~70年代デザインの復刻物じゃなくてさ、モロ同時代の物にね。古着屋はリアルレトロの掘り出し物に出合えるからいいのさ。このシャツは襟の長さからして70年代物と見たぞ。Goに素肌に着てもらい、ボタンを4つぐらい外して、「How many いい顔」を歌ってほしいものだ。処女と少女と娼婦に淑女~♪ 阿木燿子作詞の頃のGo numberってセクシーで切なくて・・・・言えないよ、好きだなんて。
INTERMEZZO・チャコールの綿プレーンジャケット1980円
視察時THE SUIT COMPANYの紺地+白ストライプのジャケット発見。試着したら小さくて、くやしかった。このジャケットのフィット感と、そこはかとないヨーロピアンの風合いは、くやしさを晴らしてくれたさ。サイズはMだけどぴったり。 シングル2釦でセンターベント。こういう仕立てのよいプレーンなジャケットが1着あると便利だ。INTERMEZZOのコンセプトは「イタリアンスタイルの都会的で洗練されたカジュアルブランド」。これを着てるときはINTERKZZOと呼んどくれ。
シャツとジャケットの組み合わせはこんな感じかな
今までで一番高価なジャケットって、阪急ファイブのヤンキー御用達ぽいショップで買った、MENS BA-TSUの4万円のツイードジャケットかな。4万じゃ高価って言わないか。でも、コピーライターのアシスタント時代で月給8万円だったから、清水から飛び降りる覚悟が必要だったさ。20代の頃はジャケットスタイル、今でいう「きれいめ」ファッションをしてた。古着屋「赤富士」を馴染みの店に、多いときはスーツ込みで30着ぐらいジャケット持ってたなあ。なんでアメカジになったんだろう。ファッションは歳とともに若返るの法則?
レジ機が1台しかなくて、50人ほどの列に並んで精算まで1時間ほど待った。
けど、苦にならなかったよー。
店内BGMがずっと初期のビートルズで、一緒に口ずさんでたのさ。
退屈しないで済んだのでござるな。
うん。4点買って、5020円の40%引きで、3012円だったよ。
そりゃあ、よーござんした。
K.F.の「まとめ買いセール」は
16日(火)まででござる。
で、あんた誰?
Close your eyes and I’ll kiss you,
Tomorrow I’ll miss you~♪
なんだ、ポールか。
by kzofigo | 2008-12-13 03:15 | 矢切のハウス・マヌカン























