MLBがらみで何か大きなことがあるといつも同じ思いが込み上げてくる。
「ああ、パンチョさんに見てもらいたかったなあ」と。
そんなわけで、WBC日本代表優勝記念アーカイブ。
mixi在住の方々はひどいデジャブに襲われると思うのでバファリンの用意をお忘れなく。
パンチョさんこと伊東一雄氏は、プロ野球パ・リーグ広報部長であり、
ドラフト会議の名物司会者であり、生涯をベースボールに捧げた男であり、
そして比類なき愛し方でメジャーリーグに胸を焦がし続けた人だった。
本書は、サンケイスポーツ紙上で40年にわたって連載された
パンチョさんのペンによる3つのコラムから、都会的センスあふれる208本を収めたもの。
昭和39年に始まる連載は、ひとりの青年が、未開のジャングルのごとき異国の野球界に、
一筋の道程を刻みつけていった歴史でもある。
舌を巻く知識の豊富さ、想像を絶する記憶力で、話題は球界事情だけに偏らず、
当時の世相、音楽、映画、歴史などを盛り込み、
日米のスポーツ文化論として読んでも一級の仕上がり。
野球ファンのみならず、人生を愛するすべての人に読んでほしい。
「・・・・・こそ我が人生」と言い切れる人生など、そうそうたやすくは生きれないのだから。
◆
◎パンチョさんに見てもらいたかったWBC2009【夢のアメリカ代表チーム】
(成績は過去3年で一番いい年のかも)
投手
ジョシュ・ベケット(SP) 20勝-7敗 防御率3.27
クリフ・リー(SP) 22-3 2.54
ブランドン・ウェッブ(SP) 22-7 3.30
CC・サバシア(SP) 17-10 2.70
スコット・カズミア(SP) 12-8 3.49
ロイ・ハラデイ(SP) 20-11 2.78
A.J.バーネット(SP) 18-10 4.07
スコット・シールズ(RP) 31ホールド 2.70
ヒューストン・ストリート(RP) 7-5 3.73 18セーブ
トッド・ジョーンズ(RP) 4.26 38
ジョナサン・パペルボン(RP) 2.34 41
ジョー・ネイサン(RP) 1.88 37
ティム・リンスカム(RP) 18-5 2.62 265奪三振
← クローザーにコンバート
※SP:先発 RP:リリーフ
捕手
ジョー・マウアー 打率.328 9本塁打 85打点
ジェイソン・バリテック.255 17 68
← チームキャプテン
内野手
ジャスティン・モルノー(1B) .300 23 129
ダスティン・ペドロイア(2B) .326 17 83 213安打
チェイス・アトリー(2B) .292 33 104
チッパー・ジョーンズ(3B) .364 22 75
デビッド・ライト(3B) .302 33 124
デレク・ジーター(SS) .300 11 69
ライアン・ハワード(DH) .251 48 146
外野手
マット・ホリデイ(LF) .321 25 88
BJ・アップトン(CF) .273 44盗塁 67
カール・クロフォード(LF) .315 50盗塁 80
ジョシュ・ハミルトン(CF) .304 32 130
ジャーメイン・ダイ(RF) .292 34 96
グレイディ・サイズモア(CF) .268 33 90
打順
1.ダスティン・ペドロイア(Rソックス) →BJ・アップトン(レイズ)
2.デレク・ジーター(ヤンキース)
3.デビッド・ライト(メッツ) →チッパー・ジョーンズ(ブレーブス)
4.ライアン・ハワード(フィリーズ)
5.ジョシュ・ハミルトン(レンジャーズ)
6.ジャスティン・モルノー(ツインズ) →グレイディ・サイズモア(インディアンズ)
7.ジャーメイン・ダイ(Wソックス) →マット・ホリデイ(ロッキーズ)
8.ジョー・マウアー(ツインズ)
9.カール・クロフォード(レイズ) →チェイス・アトリー(フィリーズ)
P.クリフ・リー(インディアンズ)
▼アメリカが未来永劫WBCで優勝できない理由
http://number.goo.ne.jp/baseball/mlb/column/20090326-1-1.html