IE9ピン留め

夢のような人生  1/31

21日、アートディレクターの石岡瑛子さんが逝去されました。

すい臓ガン。73歳でした。




(以下、朝日新聞より)

1938年東京生まれ。

東京芸大を卒業し1961年資生堂に入社。

アートディレクターとして活躍し、日焼けした前田美波里を起用したキャンペーン広告などで

新しい女性美のイメージを主張し話題を呼んだ。

1970年に独立し、石岡瑛子デザイン室を設立。

パルコや角川書店の大型キャンペーンを次々と企画しヒットさせた。




1980年に拠点をニューヨークに移し、映画、音楽、演劇、オペラなど

多彩な分野でアートデザインを担当。

1985年、映画『MISHIMA』(ポール・シュレイダー監督)のセットデザインで

カンヌ国際映画祭芸術貢献賞を受賞。

1987年、マイルス・デイビスのアルバム『TUTU』のジャケットデザインで米グラミー賞。




1993年、映画『ドラキュラ』(フランシス・コッポラ監督)でアカデミー賞衣装デザイン賞。

2002年、紫綬褒章を受章。

2008年の北京オリンピックの開会式では50種、2万着の衣装デザインを担当。

ニューヨークのブロードウェイで上演中のミュージカル『スパイダーマン』の衣装デザインも

手がけている。




多くの人の人生は、抱いた夢を完遂せぬまま幕が下りる。

石岡瑛子さんの、やって、やって、やり抜いた、

夢のような人生に、喝采!





合掌



# by kzofigo | 2012-01-31 01:09 | アート姉ちゃん | Trackback | Comments(0)

一枚で二度おいしい  1/29

1月25日にリリースされたばかりの
植村花菜7枚目のアルバム『手と手』をさっそく買いました。

まずショートボブにびっくり。断髪式(?)のフォトも隠れています。
『わたしのかけらたち』と『花菜 ~My Favorite Things~』しか持っていないから、
僕にとっては初のオリジナル・フル・アルバムです。

では、本人からのPR。





『My Favorite Songs』を3曲目に持ってきたところに、また、びっくり。
普通なら最後だろうと思ったけど、ラスト曲『光』を聴いて、
『メッセージ』よりストレートに愛情を贈るメッセージ・ソングなんだと納得。

『花菜~』はいろんなアーティストとのコラボで楽しませてくれたけど、
『手と手』は亀田誠治プロデューサーのもと固定メンバーによる一枚岩のバンドサウンド。
彼女の持ち味である「ド根性で真っ向勝負」のSONGSが、
やさしく、強く、さみしく、うれしく、 ヒシヒシと伝わってきます。

BSプレミアムの『旅のチカラ』、「ナッシュビル 28歳のテネシーワルツ 歌手・植村花菜」で、
曲を聴いて涙し、「この子はいける!」と確信を持たせてくれた『TRUE TO MYSELF』が、
『Being In Nashville』と名を変えて対訳付きで収録されているのも、うれしい。


 ▼アマゾンで買ったから2808円です


『世界一ごはん』がハウス食品「ふうふうシチュー」CMソング、
『メッセージ』が映画『マジック・ツリーハウス』主題歌、
『Being In Nashville』がNHK BSプレミアム「旅のチカラ」番組内企画。

『きみとぼく』がテレビ朝日「やじうまテレビ」テーマソング、
『ちむぐくる』がテレビ朝日「修造学園XI」番組内企画・・・と
タイアップがグングン増えてきましたね。

曲作りに十分に時間が割けなくならないほどの売れ方でいってほしいなあ。
このアルバムでも曲調の似たナンバーが続く、それがちょっと気になる。
その意味でも「花菜節」ともいえるコテコテ・ナンバー『O・B・A・C・H・A・N』が
ラインナップに入ってるのは貴重。




植村花菜はライヴの人ですね。

DVDの「Billboard Live TOKYO」は4曲とも素晴らしいですね。
ヴォーカル、演奏、音質、画質、照明、カメラ割り・・・どれも良質。
開演前に一杯引っかけたのかな? 歌と演奏に集中して上気してるんだな。
トロンとした目と赤ら顔は、ホントに酔ってるようで、とてもSEXY。

『トイレの神様』はベストアクトじゃないかな。
ちゃんと「空(くう)」を見て歌っているのに涙ぐんでいますね。
スペアピックをマイクスタンドに付けないという話は本当だった(笑)

MUSIC CLIPは、なんで「みんなのうた」みたいにメルヘンタッチにしたんだろう・・・
と気になっていたけど、何回も見ていて、時間を惜しまず作っていることに気づき、
これはこれでいいのだ。

僕は、「超ポジティブ」で「かなり天然」な人間すべてをひっくるめて植村花菜が好きなので、
どうしても点が甘くなるかもしれないけど、前半はヒットパレード、
後半はデビューアルバムのような、一枚で二度おいしい『手と手』、満点をあげたいです。

だけど、こうも言いたい。やっとスタートラインに立てたねって。





精神の均衡を保つ為に彼女も召し上がれ。




椎名林檎じゃねーか!



# by kzofigo | 2012-01-29 22:03 | ミュージック・ブック | Trackback | Comments(0)

優しい暗示  1/27  

【CDレビュー】

月の光 ~Clair de Lune~   遠藤響子


1981年にビクター・レコードから『告白テレフォン』(作詞:遠藤京子 作曲:筒美京平 編曲:後藤次利)でデビューした、遠藤響子。その後、ソニー、ファンハウスを経て、2003年にプライベート・レーベル「Pure Mode Records」を設立。ピアノの弾き語りで息の長い活動を続けるシンガー・ソングライター。

このアルバムは、彼女のデビュー30周年を記念した作品です。全曲、作詞作曲を本人が手がけています。僕たちには、1981年の日本レコード大賞編曲賞を受賞した、寺尾聰のシングル『ルビーの指環』とアルバム『REFLECTIONS』……そのアレンジで記憶に残る井上鑑をプロデューサーとアレンジャーに迎え、サポート・ミュージシャンには、菅野よう子、小倉博和、三沢またろう、井上富雄など名だたるミュージシャンが参加しています。

M1.震災後に書かれ、悲しみに暮れる人々の肩を優しく抱く『あなたは強い人』。
M2.母親との間をさえぎる心の扉の鍵を失くしたような『ありがとうが言えない』は、ラテンフレイバー薫るバンド・サウンドが一台のピアノに聴こえてきます。
M3.井上鑑と菅野よう子の豪華組み合わせによるピアノデュオとともに、女性たちに自分に正直であれとエールを贈る『女たちよ』。

M4.年老いた母の大きな愛を心から慈しむ『深い海みたいな愛情の海』は、村田陽一のトロンボーンがむせび泣く名バラード。
M5.「ひとり」である自由の尊厳を主張する『一人が好き』は、アルバム・タイトルでもあるドビュッシーの「月の光」とヴォーカルが絡む秀逸なアレンジに鳥肌が立ちます。
M6.少しわがままな欲求を、太陽や地球、鳥やカエルと結びつけながら、一編の詩を踊りながら詠むようにあらわしたリズミカルな『一日の終わりに』。




M7.大切な愛を失った痛みを重たく嘆く美しいワルツ『バカみたい』。
M8.小倉博和が奏でる独奏曲のようなアコースティック・ギターとのデュエットで、自分と一緒に歳を取る、恋する気持ちを慰めた『恋心』。
M9.10年以上も前に書いたナンバーで、タイトルも素敵だけど曲も素晴らしい、僕にとってはアルバムのハイライト的なナンバー『優しい暗示』。

M10.これも震災後に書かれ、困難の最中にいる人を、井上鑑の演奏と溶けあった歌で、やわらかく抱きしめる『貧しき者』。
M11.山木秀夫をドラムに迎えたピアノトリオとのジャジーでライヴ感あふれる『誰だって魔法が好き』。
M12.菅野よう子のピアノ一台で、アルバムのラストを飾るのにふさわしく、一夜の宿りから次の場所へと旅立つような印象の『遠い出来事』。

僕と同学年のベテランながら(失礼!)、全12曲のどれもが、とてもピュア。それと同時に芯の強さを感じさせます。それは、音楽を真摯に愛し続ける一途さが、彼女の歌にあらわれているからでしょう。もう一歩踏み込んで言えば、ヒットチャートの俗っぽい喧騒に毒されていない純粋さであり、地に足が着いている強さです。

心の奥底で人生を肯定している言葉が「詩」のように連なって、声高ではなく、語りかけるように伝わってきます。日本語の美しさが際立ち、アコースティックでシンプルな演奏に呼応した、誠実で滋味に富んだ歌声。そして、手作りの温かみと、大人の余裕を感じさせる、ゆったりと落ち着いたサウンドと、バンドとの一体感が、実に味わい深い。優しさと厳しさがブレンドされた音楽でギュッとハグされるような、幸せへの「優しい暗示」に満ちた佳作です。

誤解を恐れずに言えば、下手に売れないでほしいぞ、遠藤響子。






# by kzofigo | 2012-01-27 23:21 | ミュージック・ブック | Trackback | Comments(0)

380寵児との交わり  1/26

【ブックレビュー】

蝶々にエノケン 私が出会った巨星たち


中山千夏。

僕らにとっては、天才子役というより、佐藤允彦の元パートナー、作家、ウーマン・リブや反差別・反戦などの社会運動家、『お荷物小荷物』の女優、『あなたの心に』の歌手、元参議院議員といったマルチタレントとしての印象が強い。

その中山千夏による、昭和の芸人たちを活写した交流録、芸能秘話で戦後昭和史をたどるような実録的な芸能交遊記です。この本を書くに当たり、人名辞典になるのを避けるため、次のような基準を設けています。

1:芸人・役者・歌手など芸能者に絞る。
2:子役時代を中心に20歳前後までに限定(つまり1950~60年代の話がメイン)。
3:できるだけ故人(存命の人は作者のなかでイメージがまだ発酵していないから)。

主役となるのは、作者にとって交わりが血肉となった「時代の寵児」たち。長谷川一夫や美空ひばり、ミヤコ蝶々や榎本健一(エノケン)といった巨星たちとの、特別な交遊の記憶・・・その印象的な場面を、実に細やかで鮮やかに描写し、縦横無尽に話を展開しています。作者の尋常ではない記憶力と筆力には驚くばかり。




初出演した映画、花菱アチャコ主演『お父さんはお人好し』の賑やかなオーディション風景。梅田コマ劇場の舞台『母』出演で三益愛子と初めて対面した時の緊張の極致。東宝劇場でのレビュー『雲の上団五郎一座』で初共演した、シャンソンの女王・越路吹雪の心遣い…。どの逸話も臨場感が素晴らしい。

作者は、段落の末尾で、俎上に載せた故人の最期について必ず言及しています。これは、宴席で詩人が「キミのからだには、そんな文化も入っとるんか!」と叫んだ、その文化を自分に注入してくれた先達たちに対する中山千夏流のけじめでしょう。

他にも、大村崑や佐々十郎、古川緑波、三木のり平、八波むと志、古今亭志ん朝、益田喜頓、森繁久彌、三船敏郎など、登場する人物は、ざっと数えておよそ380組。巻末の人名検索を見れば、作者の意に反して、ちょっとした人名辞典。

戦後昭和芸能史の生きた語り部・中山千夏の豊かな感受性で綴った個人史であり、戦後大衆文化史。

世代を超えて手にしてほしい力作です。

◆講談社 1890円




『あなたの心に』(作詞: 中山千夏、作曲: 都倉俊一、編曲: 大柿隆)は1969年リリース。
40万枚以上を売り上げたヒット作。カップリングの『Zen Zenブルース』が気になる。
(作詩作曲: 同、編曲が佐藤允彦だ!)


▼『Zen Zenブルース』あった。GSぽいポップス。なかなかいいぞ
http://youtu.be/iLV9e5W6G34


             ▼個人的には、ジャケットも含め、これが好き。定価370円!





# by kzofigo | 2012-01-26 00:48 | ミュージック・ブック | Trackback | Comments(0)

冬のセーター  1/25



午後2時頃、横殴りの雪が降ってきて、
バルコニーの向こうに見える景色が真っ白になったと思ったら、
あっという間に積もってた。



雪でした あなたのあとを なんとなく ついて行きたかった~♪

ことしの冬は とても寒くて長いから おばあさんが編んでくれた セーターを着なくちゃ~♪

But sometime, sometimes life ain't always the way
Sometimes it snows in April~♪







# by kzofigo | 2012-01-25 14:37 | マザー・ネイチャーズ | Trackback | Comments(0)

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